2025/10/29 (更新日:2025/10/29)
集中力はいらない
- 発想は、集中からは生まれない P38
集中力はいらない
著者:森 博嗣
出版:2018年3月
長さ:216ページ
出版社:SBクリエイティブ
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、累計1600万部超えの小説家が集中することが創造性を失うという大切だといわれる集中力の逆説を書かれた本です。
「気が散っているじゃなか!」「集中力が足りないぞ!」「目の前のことに集中しなさい。」と小さい頃からいわれて育ってきた私たちは、集中力こそ、重要な能力だと思い込んでます。
しかし、それは本当にそうでしょうか。
人間には「一つのことに集中する能力」があるかのように言われますが、その正体は曖昧なままです。
誰もその概念を疑おうとせず、それどころか、集中力はあればあるほど有利になる、まるで物事をすべて解決する魔法のような特殊能力として扱われています。
私たちは、「一つに集中するのはすばらしい」という思い込みにとらわれています。まるでそれは「集中力信仰」です。
「だらだら」「非効率」を排除しようとする現代の風潮の中で、「失敗するのは注意散漫だったから」と片付けられてしまいます。
しかし、本書では「アンチ集中」が提唱されます。
考える力は、一点に意識を固める「集中」ではなく、むしろ「分散」と「発散」から生まれるのではないか。
本書は、集中しないことで機械にはできない人間本来が持つ創造性の力を発揮できるのではないかといいます。
【このような方におすすめ】
・「集中力信仰」から脱却し、斬新なアイデアを生み出したい方
・一点集中ではない「分散と発散」による創造的な発想術が欲しい方
・企画会議やブレインストーミングで、機械に勝る柔軟な思考をしたい方
・「だらだら」した時間や非効率な状態を、アイデアの源に変えたい方
・マーケティングの停滞を打破する、常識外れの思考法を学びたい方
・人間本来が持つ、非線形な「考える力」でイノベーションを起こしたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、集中力がすべてでないという広い視野を手に入れられます。
本書から学んだこと
・情報過多は、情報の蛇口をひねらなければ、過多にならない。自分で情報過多にしている。
・大事なことは、観察する。観察したことは、素直にとらえる。
・関心を広げるために情報を得る。
・小説の書き方は、AIのにすぐのマネされても、才能や個性のようなマニュアル化できないものはそう簡単に実現されない。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(集中がすべてでないこと)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★★
集中力の逆説にあたります。アイデアや企画を産み出すには、集中してしまうと生まれないといったことです。
逆にお風呂や歩いているときにふとアイデアが浮かんでくるように。集中していないときに創造性が高まりアイデアが生まれているということです。
さいごに
逆説と論理が素晴らしくて、Amazonレビュー449件で4.4と高評価です。
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