2025/10/28 (更新日:2025/10/28)
パラドックス思考 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる
- 「正解のない問い」に答えを出す思考法
パラドックス思考 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる
著者:舘野泰一 (著), 安斎勇樹 (著)
出版:2023年3月
長さ:368ページ
出版社:ダイヤモンド社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
この世には、とうてい両立が不可能だと思うことがあります。
「短期的な売上目標を達成して!でも、長期的なファンも育てて!」
「成約率を改善して!でも、ブランドの世界観は絶対に崩さないで!」
「予算を大幅に削減して。でも、他社より目立つキャンペーンをやって!」
現場のマーケターは、日々このような矛盾した要求が届きます。まるで、両側から逆方向に引っ張られる綱引きの真ん中に立たされているようです。
私たちは、「AかBか」という二者択一の選択のなかで、バランスを取るという名の中途半端な妥協点を探すことに慣れてしまっていないでしょうか。
あるいは、短期売上か長期ブランドかのどちらか一方を選び、どちらか一方を切り捨てる決断をしてはいませんか。
多くのビジネスパーソンが、トレードオフ(あちらを立てればこちらが立たない状態)を、ビジネスの宿命として受け入れてます。
しかし、もしその前提が間違っているとしたら?
そもそも、なぜ「CPA」と「ブランディング」は両立しないと決めつけているのでしょうか?
なぜ短期売上と長期的なファン育成は、相反するものだと考えてしまうのでしょうか?
私たちが「トレードオフだ」と諦めた瞬間に、思考は停止します。
そして、その矛盾の中にこそ、他社がまだ気づいていないイノベーションの種が眠っているかもしれません。
「AかBか」ではなく、「AもBも」同時に、かつ高いレベルで実現する第三の道が本書で紹介されるパラドックス思考です。
もし、あなたが業務の中で矛盾の板挟みに合い、思考停止しかけているのなら、本書の一読をおすすめします。
【このような方におすすめ】
・「短期と長期」など矛盾する要求の板挟みになっている方
・「AかBか」ではなく「AもBも」実現する思考法を学びたい方
・トレードオフを宿命とせず、イノベーションの種を見つけたい方
・CPA改善とブランディングの両立など、両立困難な課題に挑みたい方
・「正解のない問い」に対して最適な第三の答えを導き出したい方
・矛盾に満ちた現代ビジネスで思考停止せずに問題解決したい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、答えの見つからない問いに新たな道がみつかるかもしれません。
評価
- おすすめ・・・★★★★★(パラドックスを学ぶ超有益な良書)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★★(1ページごとの有益さが高い)
本書の中身が有益すぎて、どこを取り上げればよいのかわからないほどです。
パラドックス(逆説)を学ぶ良書です。
1回目では、全体像を把握して、パラドックスを理解するぐらいでした。3~5回ぐらい読まないと全体把握ができないほど有益です。
さいごに
有益すぎるので、一読おすすめ。
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