2025/10/25 (更新日:2025/10/25)

アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術

良書

  • 最大のアウトプットのために、インプットを最小にする!

アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術
著者:内田 和成
出版:2023年6月
長さ:240ページ
出版社:PHP研究所

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、人とは違う視点を手に入れて、差別化された情報発信ができるようになるための本です。

有益な情報発信とは、他人が持っておらず、それを知ることで何らかの価値や利益を感じることです。

それは、たくさんの情報を得て、情報を選別して、最高のアウトプットをつくりだせると考えます。しかし、本書ではたくさんの情報を得ることがアウトプットの質を下げると問題視されてます。

本書で紹介されるアウトプットの理論は、あなたがビジネスで提供する本当の価値は何なのかをもとにアウトプットする情報を決めて、それに合わせて必要な情報のインプットをするということです。

インプットを最小限に最大のアウトプットができるようになるのです。

著者は、情報を生業にして40年。経営コンサルを25年もされているようです。顧客から質問をすると、「どんな質問にも答えが返ってきて、それでいてユニーク!」といわれるようです。

まさに本書の内容も、ほかの本では聞いたことがない理論や情報ばかりでした。

SNSで「有益な情報発信すること!」といわれて、苦戦されている方は一読ありです。

【このような方におすすめ】
・「情報収集疲れ」から脱却し、思考の体力を温存したい方
・誰も思いつかない「ユニークな答え」を導き出すプロの技術が欲しい方
・多忙なビジネスの現場で「最小のインプット」で結果を出したい方
・情報の洪水の中で、自社の価値につながる核心だけを掴みたい方
・努力と情報の量ではなく、発想の質で他者に差をつけたい方
・インプットの効率を最適化し、差別化された発信を確立したい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、有益な情報発信ができるようになり、インプット時間を減らすことができます。

本書から学んだこと

・情報通は差別化にならない。理由は、みんながネットから容易に情報を得られる現代で情報の価値がなくなったから。

・インプットで差がつかないとアウトプットが似たり寄ったりになる。

・コロナやロシアウクライナ戦争が起こったように不確実な時代となっている。

・情報収集は最低限に考える時間を増やす。

・インプットしてからアウトプットすることを考えるのではなく、アウトプットすることを前提にインプットする。すると、インプットの時間は最低限になる。

・「自分がするべきアウトプットとは」「私にとって、重要な仕事とは」という回答をみつける。それが、本当の仕事であり、するべきアウトプットとなる。

・自分は持っているけど、相手は持っていないことに情報の価値があるので、検索で出てくる情報のようにすぐに手に入ったり、すでに知っていることはアウトプットの価値は極めて低い。

評価

  • おすすめ・・・★★★★☆
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★★★

最初から最後まで熟読でした。

知っていることや、見たことのあるノウハウは読み飛ばしながら読みますが、本書に書いてあることは知らないことばかりだったのです。

まさに、著者が提唱されている相手の知らない情報を与えることに成功してます。

アウトプットの理論もわかりやすく、本当に価値のあるやるべき仕事をもとに、アウトプットすることを決めて、インプットしたなら、集める必要のある情報も明確です。

無作為に無限の情報を集める沼を回避できる素晴らしい一冊です。

さいごに

車の運転で免許が必要なように、SNSの情報発信で本書を一読した方がよいです。

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