2025/10/23 (更新日:2025/10/23)
脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体
- 中毒や依存にハマるのは、そう設計されているから。
脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体
著者:中野 信子
出版:2014年1月
長さ:174ページ
出版社:幻冬舎
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、脳内麻薬である快楽物質のドーパミンが我々の私生活でどう作用しているのかを解説した本です。
ドーパミン放出を促すものは多岐にわたり、アルコール、たばこ、違法な薬物といった身体に危険を及ぼすものだけでなく、スマートフォン、ゲーム、オンラインでの課金といった日常的な行動にも、依存性や習慣化のリスクがあることが指摘されています。
ビジネスでは、人々に商品を消費してもらうために、いかにして人を支配する快楽のドーパミンを出して依存させるか設計され、我々は対応しようとします。
どのような場面でドーパミンが出やすいのか、そもそも脳内ではどういったことが起こっているのか、詳しく解説されてます。
【このような方におすすめ】
・顧客を依存させ、継続的な消費を促す仕組みを知りたい方
・ドーパミンが購買行動や習慣化に与える影響を学びたい方
・ゲームやSNSなど中毒性の高いビジネスの設計思想を知りたい方
・人間の快楽物質を倫理的にマーケティングへ応用したい方
・顧客の脳内で何が起こっているかを科学的に理解したい方
・リピートとエンゲージメントを高めるプロダクト設計を探している方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、なぜハマるのかがわかります。
本書から学んだこと
・人は目の前の欲を抑えて、やるべきことを実行することで快楽物質を得られて遠い目標を目指すことができる。
・人の脳は、一定の行動で快楽物質であるドーパミンを出します。
楽しいこと、目標達成したとき、褒められたり、。新しいことをするとき、美味しいものをたべたときなど。
・ドーパミンのおかげで人間は、目の前に報酬のない勉強や研究といったことを行える。動物はできない。
・ドーパミンの過剰分泌で興奮し、攻撃的になる。依存しているものをやめられなくなり、幻覚や妄想を見たりする。
逆にドーパミン不足は、意欲、興味、好奇心の減退で無気力となる。
・オンラインゲームは、プロセス依存です。写真や音楽と種別は同じ趣味でも夜中までやってしまうのは、熱中するように設計された趣味だからです。
ゲームは、報酬系を刺激してドーパミンが出るように設計された。
・設計者が脳内麻薬について詳しかったのか定かではありませんが、人気ゲームは結論として同じ設計になったのでしょう。
評価
- おすすめ・・・★★★★★(ドーパミンを知る最初の一冊目におすすめ)
読みやすさ・・★★★★★(おもしろくて、情報量が多い)
学び・・・・・★★★★★(依存や中毒がよくわかる)
すごく勉強になる本です。
ドーパミンや快楽物質という単語は、聞いたことがありますが詳しく学ぶ機会もなかなかありません。
本書では、脳の構造から、現代の私生活を例にドーパミンが出るとき、それ以外にもどういったときにドーパミンが出るのかを知ることで依存症や中毒を改善する手掛かりにもなります。
また、どうやってハマっていたのかがわかると、それをマーケティングに応用するヒントが得られます。
さいごに
著者の本は、本当に有益なものばかりです。
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