2025/10/18 (更新日:2025/10/17)
届くCM、届かないCM 視聴率=GRPに頼るな、注目量=GAPをねらえ
- これからは「CM+ウェブ広告」が書かれた本
届くCM、届かないCM 視聴率=GRPに頼るな、注目量=GAPをねらえ
著者:横山 隆治 (著), 大橋 聡史 (著), 川越 智勇 (著)
出版:2017年1月
長さ:328ページ
出版社:翔泳社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、テレビ業界やCM事情がわかる本です。
また、テレビCMのみではなく、ネット広告と合わせることで、テレビでは測ることができなかった数値と分析ができるようになることなど、方法論が書かれてます。
テレビが持つマイナスイメージや疑問をだいたい回答してくれてます。本書のここがすごいですw
たとえば、デジタルネイティブが増えたことでテレビはながらでみていること、現代人の集中力が続かないこと、人口が減る傾向にあるなかでテレビはどうすべきか、男女差による認識の違いなど、我々素人がテレビに持つ偏見やイメージについての事実関係を明らかにしてくれてます。
【このような方におすすめ】
・従来のテレビCMの効果測定に疑問を感じている方
・視聴率(GRP)に代わる新しい広告指標(GAP)を知りたい方
・テレビCMとネット広告を統合して分析する手法を学びたい方
・デジタルネイティブ世代に「届く」広告戦略を立てたい方
・現代人の集中力の低下を踏まえた新しいCMの作り方を探している方
・テレビ広告の価値と役割をデータに基づき再定義したい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、テレビやCM事情がわかり、もしCMをうつなら今後どうすべきかがわかります。
本書から学んだこと
・視聴率は、テレビがついていれば測られその場にいなくても計測される。それから、リモコンのボタンを押されることで測れたが、近年はセンサー技術の発展で視聴実体が明解になった。それが視聴質である。
・テレビは、「視聴率×視聴質」になっている。
・テレビ事情は、人口が減り、テレビを見ない層が増え、高齢者の視聴時間が増え、若年層の視聴時間が短い。
・テレビとデジタルの組み合わせ。ネット広告は、パーソナライズされるのでテレビ広告を打ち広く認知を集め、パーソナライズされた人たちに広告を打ち出し成約していく。
・測定しづらいテレビとほぼ正確に測定できるネット広告を組み合わせれば、今まで効果を測ることができなかったテレビの広告効果が測れる。
・コンテンツは1秒で判断され、集中力のつづかなくなった現代人。若年層はテレビの切り替えが早い。
・人間の脳波からわかる男女の特徴から広告をつくりだす。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(CMやテレビがわかる!)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★☆(分析の方法が詳しい)
本書は、amazonレビューが8件で総合評価3.4ですが、そんなに悪い本ではありません。
テレビ業界を知らない人でも、業界事情がわかり、分析の方法が学べるのでテレビやCM業界を知りたいときは本書の一読ありです。
さいごに
Amazonレビューは、4.3いっててもおかしくないんじゃないかな?と思ってます。それほど、テレビやCMについて詳しくて、素人でもわかるように書かれている本です。
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