2025/09/15 (更新日:2025/09/15)
論破力
- 結論:そもそも議論しない方がいいw
論破力
著者:西村博之
出版:2018年10月
長さ:248ページ
出版社:朝日新聞出版
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、「論破王」の異名を持つひろゆき氏が、いかにして相手を論破するか、その技術と思考法を解説したものです。
なぜ、ひろゆき氏がこれほどまでに注目され続けるのか。その理由は、彼の繰り出す論理に「法則性」や「規則性」が見えないからです。
「え、その切り口で質問するのか?」と思わずにはいられない、常識外れの視点。本書は、その発想法を徹底的に掘り下げます。
ただし、これを読んで「リトルひろゆき」になるのはおすすめしません。
ブログやSNSであなたの主張に説得力を持たせるための思考ツールとして活用してください。
ちなみに、コメント欄での反論にこの技術を使うのはやめておきましょう。(笑)
【このような方におすすめ】
・自分の意見に説得力を持たせたい方
・議論を有利に進めるための思考法を学びたい方
・他者の意見に流されず、自分の軸を持ちたい方
・営業や商談で論理的に優位に立ちたい方
・コミュニケーションにおける鋭い切り返しを身につけたい方
・SNSやブログでの発信力を高めたい方
・ファクトベースで物事を判断できるようになりたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者のひろゆき氏は、1999年に匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人を務められました。その後も「ニコニコ動画」の立ち上げに関わられ、英語圏版2ちゃんねる「4chan」の管理人にも就任されるなど、日本のインターネット文化に大きな影響を与えてこられました。
近年は、ご自宅からの生配信や「ABEMA」などの討論番組に出演され、独自の論理と鋭い切り口で多くの議論を交わし、人気を獲得されてます。
本書を読むと、ひろゆきを知ることができますし、論破の技術を学ぶこともできます。しかし、それらは自分が論破されないために学ぶという答えに導き出されます。
本書から学んだこと
・本人が思う事実や疑問を投げかけている。
・議論は、二人で勝敗はつかない。3人目が一般の答えを出す。議論は、相手ではなく、見聞きしている第三者にする。
・実は相手に気になることを質問しているだけなのに、答えられなくて論破となっていることもある。論破するときは、心の中で謝っている。
・理系の専門家はテレビに呼ばれない。証明されたデータを提示するので、証明で返せないので討論にならない。証明のない文系が非建設的な議論を繰り返すことができる。
・人のあら捜しが好き
・議論は、かわいそうと思われた方が勝ち
・絶対は弱みになる。
・感情移入はしない。主観が入る議論は不毛となる。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(おもしろいw)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★☆(論破を回避できる)
ひろゆき節が出て、度々笑いがこみ上げてきます。笑
論破の技術を学ぶ本のはずなのに、そもそも議論をしてはいけないという答えにたどり着く。笑
本書は、発言に説得力を持たせたり、自分が論破されないためにもちいるとよいと思います。
さいごに
ひろゆき氏の本のなかで、もっとも学びの多い本だったと思います。
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