2025/09/10 (更新日:2025/09/09)

[新装版]プロパガンダ

選書1000選

  • 読み終えるとすべてを疑うw

[新装版]プロパガンダ
著者:エドワード・バーネイズ (著), 中田 安彦 (解説, 翻訳)
出版:2025年7月
長さ:248ページ
出版社:ヒカルランド

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プロパガンダ[新版]
エドワード・バーネイズ (著), 中田 安彦 (翻訳)
2010/10/5
240
成甲書房
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プロパガンダ教本
エドワード バーネイズ (著), 中田 安彦 (翻訳)
2007/7/3
256
成甲書房
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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、マスメディアや広告宣伝で大衆心理がいかに操作されるか、我々が「姿の見えない統治者」にコントロールされているという事実とともに、どのようにして扇動してきたかのメカニズムが書かれた本です。

権力者が大衆を誘導する「プロパガンダ」という言葉はネガティブな印象であるものをバーネイズは「特定の目的のための誘導は必ずしも悪ではない」と論じ、その手法を具体的に解説してます。

マーケッターは、一読をおすすめします。

【このような方におすすめ】
・世論やメディア操作の仕組みに関心を持つ方
・マーケティングや広告の裏側を知りたい方
・情報戦・心理戦の歴史を学びたい方
・現代社会の見えない支配構造を理解したい方
・ビジネスや政治における説得の本質を探究したい方
・情報リテラシーを高めて、流されない思考を身につけたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、「広告宣伝業界の開祖」と呼ばれたエドワード・バーネイズ氏です。本書は、5冊目の本でプロパガンダの専門家で数々の大衆操作に成功した実績もあります。

本書を読むと、情報操作に耐性をつけつつ、印象操作などを知って実用も検討できます。

本書から学んだこと

・戦争宣伝(プロパガンダ)で大衆の考えはコントロールできることがわかった。視覚、図、聴覚などのあらゆる手法を用いて、何十、何百万人という支持を得て重要人物となり、権威を獲得した。

・大衆説得は、友愛、宗教、業種、愛国者、社交、地域などに分類されたグループで支持を集めた。なぜ、各グループから支持が集められるかというと、グループのリーダーが支持したり、グループの意向と同じ意見を述べることで賛同してもらえる。

・プロパガンダという悪い印象があるものの、特定の目的に向けて民衆の意見を誘導することは必ずしも悪ではないということ。

・ターゲットとなる集団の分析、大衆のパイプ役となるリーダーの調査。なぜなら、大衆はリーダーに従うから。

評価

  • おすすめ・・・★★★★★(マーケッター一読おすすめ)
    読みやすさ・・★★★☆☆(文章量が多く専門用語あり)
    学び・・・・・★★★★★(学びと気づきが多い。衝撃もある)

プロパガンダの古典であり、教科書!

マーケッターは、プロパガンダというカテゴリーを勉強するとき本書から入るか、本書の必読をおすすめします。

印象操作のうまさは、著者の天才的な才能です。

さいごに

本書では、プロパガンダは悪い印象を持っているけれど、そんなことはないといったメッセージを受けました。

著者は、プロパガンダの専門家として愛していたのでしょう。

でも、著者が喫煙者を増やすためにたばこを女性に吸わせるよう、ダイエットやかっこいい女性のイメージで普及したのをみると、そう思えないところもあります。笑

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