2025/07/15 (更新日:2025/07/15)

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

書評

  • 日本社会の危険性が最もシンプルに書かれている本です。

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)
著者:永井 孝尚
出版:2018年4月
長さ:245ページ
出版社:幻冬舎

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、「トルネード式 仮説検証(PDCA)」で衰退のスパイラルから成長の軌道へと進むための方法が学べる本です。

情報過多な現代で多くの人が努力しています。朝から晩まで働き、勉強し、必死にがんばっています。それでも成果が出ず、疲弊し、自信を失っていく。まるで、アクセルを踏んでも進まない車のようにです。

この現象は、個人の問題ではありません。日本全体が同じ構造のなかにあります。いわゆる「失われた20年」です。目的や戦略を欠いたまま、根性や忍耐で乗り切ろうとし、結果として成長できず、停滞してきた時代です。

このままでは、人生、組織、国もゆっくりと沈んでいく可能性があります。

だからこそ、本書が提唱する「トルネード式 仮説検証(PDCA)」を通じて、成長カーブに乗り、トルネードのように加速しながら、持続的な繁栄へと向かう道を描いていきましょう。

【このような方におすすめ】
・がんばっているのに成果が出ない方
・PDCAをまわしているのに結果が出ない方
・組織やチームの停滞を感じている方
・個人事業主や経営者として成長戦略を立てたい方
・日本社会の停滞感に問題意識を持っている方
・努力の方向を見失っていると感じるすべての人

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、今後の経済の危機感から何かを変えた方がよいということがわかります。

本書から学んだこと

本書は、衰退のスパイラルから成長の軌道へと進むためのPDCAです。

PDCAを回すたびに成長が加速するトルネード型する新たな思考と実践の枠組みです。

現代の日本社会は、「努力しても報われない」という停滞のなかにいます。その背景には、目的なき努力・戦略なき行動・思考なき根性論が根付いているからです。

この構造を抜け出すには、「目的を持ち、仮説を立て、検証しながら進む」という本質的なPDCAの再定義が必要なのです。

【トルネード式 仮説検証】
第一段階:解決すべき問題を決める
第二段階:少数でプロジェクトの方向性を決める
第三段階:仮説検証サイクルを回し続ける

目的を曖昧にせず、真に取り組むべき課題を明確にして、少数のチームでプロジェクトの方向性を決めて、志の意思決定を行います。最初から完璧を求めず、小さく試し、反応を見て次に活かすのです。

回すたびに、より大きく、より精度高く「トルネード」のように。

 学びと気づき

・仮説検証を円で考え1回しか行われない。トルネードで考えて何度も行う。
・成長パターンの企業から、学ぶこともできます。

評価

  • おすすめ・・・★★★☆☆(日本経済の危機感がよくわかる)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★☆☆☆

まえがきと1章は、引き込まれました。日本の経済状況が衰退していることを1999年と現代で比較し、どれほど危険な状況であるかを解説しつつ、現代の人がどう楽観視しているかが書かれてます。

本書を読むと、現代社会の危険性がよくわかり、成長パターンに乗らなければならない理由がわかります。

さいごに

特になし

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