2025/06/16 (更新日:2025/06/16)

経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)

有益

  • 戦略BASiCSを経営に実装して競争力を高める!

経営戦略立案シナリオ (かんきビジネス道場)
著者:佐藤 義典
出版:2007年5月
長さ:304ページ
出版社:かんき出版

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、マーケティング戦略として知られる戦略BASiCSを、経営の現場で実際に活用できるように体系化した本です。

戦略BASiCSは、差別化を軸に競争力を高めるためのフレームワークであり、経営の視点から活用することで、売れる仕組みそのものを強化することができます。

マーケティングと経営をつなぎ、実践で使える戦略をつくりたい方に最適な本です。

【このような方におすすめ】
・マーケティングの視点から経営戦略を組み立てたい方
・戦略フレームを実務に落とし込めず困っている方
・売上よりも仕組みで競争優位を築きたい方
・顧客価値と戦略をつなげたい方
・マーケティングと経営の溝を感じている方
・知識を現場で使える戦略へ昇華させたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、ストラテジー&タクティクス株式会社の代表取締役社長でマーケティングコンサルティングをされてます。ペンシルベニア大のMBA、2万人を超えるメルマガを発行されてます。

図解 実戦マーケティング戦略」「ドリルを売るには穴を売れ」「実戦マーケティング思考 スキルを鍛える7つのツール」「マーケティング戦略実行チェック99:理論を実行可能にするチェックポイント」「実戦 顧客倍増マーケティング戦略」「事例でわかる!実戦BtoBマーケティング」「実戦 商品開発マーケティング戦略」を始め多数の書籍を執筆されています。

本書を読むと、他社との差別化戦略が生まれ、これまでとは違う強みを持てるようになります。

本書から学んだこと

戦略とは、勝つための道筋であり、それを目に見えるかたちにし、実行可能な戦術にまで落とし込む必要があります。

本書で紹介されている「戦略BASiCS」は、そうした戦略の混乱や曖昧さを整理し、現場で動かせるかたちに変えるフレームワークです。

戦略BASiCSを使うと勝てる市場で、他社に真似できない優れた商品を、適切な顧客に向けて、魅力的な売り文句で販売することができるようになり、その流れを一貫して設計できるようになります。

この戦略BASiCSは、以下の5つの要素で構成されています。

戦場型(Battlefield)

どの市場で戦うかを決める戦場の選定です。勝てない場所で努力するのではなく、自社が優位性を発揮できる土俵を見極めます。

独自資源型(Asset)+差別化型(Strength)

強みを活かして差別化します。他社には真似できない経営資源に着目して独自性を発揮するために技術、ブランド、人材、ノウハウなど、勝ち筋の源泉を洗い出します。

顧客型(Customer)

価値は、顧客の基準に合わせた戦略です。自社の強みが活きて、顧客が求めるものを提供します。

メッセージ型(Selling message)

最も魅力的に顧客に価値を伝えます。

これらの5つを順に考えることで、「どこで、何を武器に、誰に、どう届けて勝つか」が明確になります。

さらに本書では、第6のステップとして「戦略BASiCSを使いこなす」ことの重要性が説かれています。単に理解するだけでなく、自社や現場で実際に動かし、成果につなげる思考力と実行力までが求められているのです。

評価

  • おすすめ・・・★★★★☆(競争力のある経営ができるようになります)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★☆☆(強みや差別化に困っている方向け)

売上が経ち始めたものの、強みや差別化の競争に飲み込まれている方々には学びが多い本です。

戦略BASiCSの導入で強みがみつかります。

名言

  • 戦場は顧客のココロの中に存在する P52

さいごに

他のビジネス書で本書の素晴らしさが語られてました。

まさに、強みが光る本です。

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