2025/06/07 (更新日:2025/06/07)

続・インタフェースデザインの心理学 +100の指針

良書

  • 【続編】ウェブやアプリを心理学で改善+100

続・インタフェースデザインの心理学 ─ウェブやアプリに新たな視点をもたらす+100の指針
著者:Susan Weinschenk (著), 武舎 広幸 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳), 阿部 和也 (翻訳)
出版:2016年8月
長さ:ページ
出版社:オライリージャパン

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、ウェブサイトやアプリを心理学の観点からデザインの効果を100個も紹介した本です。

インタフェースデザインの心理学」の続編でさらに100個の法則が紹介されてます。

インターネットのウェブサイトやアプリは、文字と画像でできてます。文章は、コピーライティングの分野で効果を発揮します。デザイナは、インターフェースデザインで目的の成果を高めることが可能となります。

本書では、デザインの効果を測定と分析の結果や大学の研究結果や論文から導き出されたノウハウが書かれてます。

【このような方におすすめ】
・CV率を高めるためにUI改善を検討している方
・「なぜ人はクリックするのか」を根本から理解したい方
・心理トリガーを使ったランディングページ設計を学びたい方
・直感ではなく科学に基づいたデザインを取り入れたい方
・広告の効果をデザイン面から底上げしたい方
・ユーザー行動を数値だけでなく心から読み解きたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、人間の行動心理学とデザインの分野で著名な専門家です。「Behavioral Design(行動デザイン)」に関する研究と実践で広く知られており、ユーザーエクスペリエンス(UX)やインタフェースデザインに心理学的なアプローチを取り入れることを専門としています。

本書を読むと、効果のあるデザインを科学的に改善できます。

本書から学んだこと

本書は、第一弾からさらにもう100個のインターフェースを改善する指針を紹介してます。

インターフェースとは 人は、無意識の時に決定します。無意識の人をに最適なアプローチをするためにインターフェースが開発されました。

002 人は左右対称を好む:サイトに使う人物像の顔は左右対称がよい。左右対称の顔に好感を覚える。

015 人はもっとも輝いているものを選ぶ:ユーザーに選ばせたいものを視覚的に目立たせる。それによって、好みの影響力を抑えられることでなじみのないものを選ばせられる。

023 読みにくい文章のほうが学習効果が上がる:フォントは読みやすい方が読んでもらえるけれど、読みづらい方が学習効果が高まり、記憶に残りやすい。

026 人はオンラインでは記事の6割しか読まない:ほとんどの人は記事を100%読まない。伝えたいことは全体は60%の前に書いておく。

037 感情は伝染する:その人に感情を抱かせたいとき、その人が関わる組織にも注意を払うこと。

など、全100個の方法が紹介されてます。

評価

  • おすすめ・・・★★★★★(新たな改善策がみつかる)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★★☆

デザイナーであればすでに知っている内容もあるかもしれませんが、マーケッターにとっては6〜8割が新しい気づきとなるはずです。

前作と同じく、今回の続編も素晴らしい良書でした。特に印象的だったのは、論文や大学の研究結果をもとに語られていることです。

単なる感覚や経験談ではなく、明確な根拠に基づいて論理が展開されます。

本書を読みながら、自社のウェブサイトやLPを見比べてみてください。10〜20個は確実に改善点が見つかると思います。

デザインの見た目を整えるだけでは、成果にはつながりません。マーケティング視点で成果を出すなら、本書は読むべきデザイン本のひとつです。

さいごに

前作同様におすすめの一冊。

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