2025/05/06 (更新日:2025/05/06)
革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55
- 問題を突破できるアイデアを産み出す良書!
革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55
著者:永田 豊志
出版:2009年6月
長さ:272ページ
出版社:SBクリエイティブ
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、ビジネスの現場で課題や行き詰まりに直面したとき、壁を超えるために「ひらめきの型」をインストールするため、55のアイデア発想法を学べる本です。
大きな壁を目の前にしたとき、新商品のアイデア、キャンペーン、画期的なプロモーション方法で状況を好転するには、アイデアが必要です。
ただ、アイデアは創造性が必要で誰にでもできるものではないと思うかもしれません。
本書では、ひらめきを偶然に頼らず、再現可能な「型」として扱うことで、誰でも自在にアイデアを生み出せるようになります。
感覚やセンスではなく、思考のフレームを身につけることで、ビジネスのあらゆる場面で突破口を見出す力が養われます。
【このような方におすすめ】
・新商品やサービスのアイデアがなかなか浮かばない方
・企画会議で毎回同じ発想に陥ってしまう方
・課題に直面したとき、打開策を見出せずに悩んでいる方
・キャンペーンやプロモーションの企画に行き詰まりを感じている方
・再現性ある発想法を身につけ、ビジネスに活かしたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者が新事業やコンテンツビジネス関連の方であるため、本書で紹介されるビジネスフレームワークはマーケティング関連のものが多く、参考文献もマーケティング本が多いことから本書を紹介させていただくことにしました。
「知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100」など執筆されてます。
本書を読むと、アイデアを発想する型を身につけて、アイデアに関して今までとは違う気づきが得られます。
本書から学んだこと
会社の経営で絶体絶命のとき、ふとしたアイデアでピンチを乗り越えたという話はよくあります。
そのようなアイデアは、発明やクリエイティブというと難しそうに思いますが、問題解決をするために取られる選択肢として、アイデアで解決するフレームワークを知っていれば、論理的に解決できると言うことです。
取るに経たないアイデアが産れるなかで、売上を2倍にも3倍にもするイノベーションを起こすアイデアになることもあります。
誰もがアイデア発想ができることを望みますが、なかなかうまくいきづらいのは日本人の特性も関係します。それは、常識にとらわれてしまうからです。
その常識から繰り出される解決策で最も取られやすいのは、二分法です。ある物事や概念を、互いに排他的で対立する2つの要素に分けて考える方法です。
「喜び vs 悲しみ」「賛成 vs 反対」「善 vs 悪」といった2つの視点だけでみるのです。すると、問題は「解決するかしないか」「正しいか間違っているか」の視点から答えは1つしか産まれません。
アイデア発想の問題解決は、無数にあります。本書では、アイデアの発想を論理的に再現性がある方法で紹介されてます。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(本文が素晴らしい)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★☆
本書では、ブルーオーシャン戦略から始まり、問題を割り算したり、足し算や引き算で価値を高めて、掛け算で理想を追ったり。
ただ単に問題を解決するということではなく、新しい解決策を産み出すフレームワークを提供してくれてます。
また、本文の解説も納得の名句が多く、読んでいるだけで楽しめます。
名言
- 諸井貫一氏「全員反対したものだけが、一考に価する」 P37
不況、ピンチ、危機、苦境、絶体絶命の時こそ、良いアイデアが生まれる P42
「問題は人にあらず、人の間にある」 P122
さいごに
内容から長年書き溜めたものをまとめられたのではないかと思うほど、素晴らしい言葉で構成されてます。
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