マーケティング本
地獄の毎日書評

書評, 有益

• これから働く主婦の良書

1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス
著者：三浦 由紀江
出版：2009年11月
長さ：260ページ
出版社：ダイヤモンド社

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、年5000万円の売上をアップさせた駅弁のカリスマ販売員の自伝とかけ合わせたノウハウ本です。

著者は、21歳の学生結婚から23年が経ち、娘から働くことを促されたことをきっかけに上野駅で駅弁販売のパートを始めました。

時給800円から「カリスマ駅弁販売員」になり、店長に昇格。パートのまま、上野駅８店舗を総括する店長になったタイミングで契約社員となりました。ここまで、たった５年です。

駅弁売り上げを5000万円アップさせ、年商10億円を超えました。ＮＨＫの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を始め、数々のメディアに出演されたり、自ら駅弁を生み出したりと、かなり有能な方です。

著者がサインに書いた言葉は、「仕事は楽しく」です。

【このような方におすすめ】
・これから働きたい主婦
・店舗の販売員
・小売店の店長
・店舗を管理するマネージャー
・バリバリ働くカリスマ定員になりたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、カリスマ販売員の視点がわかります。

本書の内容

本書は、主婦からパートとして始まるところから、複数の店舗や100人を超えるスタッフの管理や駅弁を産み出すにいたるまでの過程が書かれてます。

各章ごとになにが書かれているのかをまとめてみました。

・序章　働き始めたきっかけ
・１章　販売委員ノウハウ
・２章　店長のノウハウ
・３章　店舗管理マネジャー
・４章　カリスマの視点
・５章　競合との差別化
・６章　主婦の経験が仕事に生きること

たとえば、自ら駅弁を食べて美味しいものを勧めたり、売る自信のあるパンを多めに発注して売上を伸ばしたりパートの枠を超えてます。

また、数値と現場の違いについて、200個の弁当が売り切れたときに、データだけ見れば、もっと売れると思い250の入荷を検討します。

しかし、現場ではあまりにも売れなくて販売員が頑張って200個売り切ったかもしれません。そのようなマネージャーとしての視点まで学びを得られます。

評価

お客、弁当、賞味期限、販売員など、広い視野でみんなが勝てることを考えて動かれていて、素晴らしい方だと思います。

また、社会では主婦であることが仕事のブランクとされますが、主婦であることが仕事に意味を持たせることも素晴らしい考え方で、読んでいるとハッとさせられます。

マーケッターには、おすすめしませんが、店舗関係の方にはよい学びが得られます。

これから働く主婦には、良書となると思います。

名言

• 主婦の経験は、必ず生きる！子育ては「奇跡のサービス業」です　P225

さいごに

短期間に大出世をされて、カリスマと呼ばれるにふさわしい方であるとわかります。

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