2024/09/02 (更新日:2024/09/02)

マーケティングインタビュー100の法則

書評, 有益

  • インタビューの有益な教科書

マーケティングインタビュー100の法則 定性調査のテクニックを掴み、消費者理解の解像度を上げる
著者:石井 栄造 (著), 佐藤 智 (その他)
出版:2022年9月
長さ:260ページ
出版社:日本能率協会マネジメントセンター

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、マーケティングリサーチをするためのインタビューの本です。インタビューの効果とやり方が解説されてます。

  • ・本書の内容の深さ
    ・ライターの編集能力の高さ
    ・本の中身がインタビュー形式(インタビューの本だから)

インタビューでは、かなり有益な本ではないかと思ってます。

【このような方におすすめ】
アンケート調査をする方
マーケティングリサーチャー
ディレクター
デザイナー
顧客からヒヤリングする方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、パネル調査やシングルソースデータの設計・分析、定性調査などのリサーチ全般を経験されたコンサルタントです。簡単にいうと、マーケティングリサーチの専門家です。

本書を読むと、アンケート調査で敵なしになります。

本書の内容

マーケティングリサーチは、定量調査と定性調査の2つにわかれます。

定量調査とは、平均値、構成比、分布図などの数値化されたデータを統計学で分析して、市場の消費者の行動を明らかにすることです。

定性調査とは、消費者の言葉や行動、感情などのような数値化できないことを調査します。消費者の服装、仕草、感じた印象などの状態を調査対象としてます。

定量調査と定性調査の両方を行うことでマーケティングリサーチの効果を最大限に引き出し、最適な対策を取ることができます。

それにあたって、「インタビュー」はリサーチ効果を高めやすいです。

著者は、オンラインとオフラインの両方を組み合わせたことで、本書で紹介する方法を「インタビュー2.0」と呼んでます。

評価

私は、わかっていなかったです。

本書では、ライターが質問をして、インタビューのプロである石井さんが回答する形式でした。

それを読み、ライターの質問や感想が不要だと考えました。実際にライターの発言を読まなくても、石井さんの回答だけで中身は十分理解できます。

インタビューの文字起こしというイメージでしたが、本書はインタビューの本でした。そして、石井さんの回答はノウハウがしっかりまとめられており、編集レベルが高いのです。

インタビューの本だからノウハウだけでなく、本自体をインタビュー形式にされたのだと気づいて、本のノウハウの深さもあり、教科書を超えていると思いました。

評価のつづき

Amazonレビューでは、評価が割れてますが、本書はインタビューの本でおすすめできる本です。

さいごに

「インタービューの教科書」を超えて、「完全マニュアル」のレベルです。

本書からインタビューのことで学ぶことがたくさんあります。

入門書でもOK。教科書としてもOK。

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