2024/06/21 (更新日:2024/06/21)
マンガでやさしくわかるコトラー
- コトラーの「マーケティング・マネジメント」が読みたくなる本
マンガでやさしくわかるコトラー
著者:安部 徹也 (著), 松尾 陽子 (その他), ミイダ チエ
出版:2015年2月
長さ:252ページ
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、マーケティングの第一人者であるフィリップコトラー氏が書いた「マーケティングマネジメント」の本で学ぶべき点をマンガと文章でまとめた本です。
本書の表紙に「マンガで学ぶ」と書いてありますが、マンガと文章の割合は、1:1です。それに加えて、マーケティングの解説は、ほぼ活字なのでマンガだけだと思って買うときついです。
ただ、本書には読むべき2つの価値があります。
1つ目の価値は、1000ページに及ぶコトラーのマーケティング・マネジメントの基本が学べることです。
2つ目の価値は、「マーケティング・マネジメント」を読みたくなるということです。
【このような方におすすめ】
・集客ができなくて困ってる方
・マーケティングの基本から学びたい方
・コトラーのマーケマネジメントに興味がある方
・マーケティング素人の方
・経営で行き詰まっている方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、九州大学から三井銀行、退職後は渡米して全米NO.1のビジネススクールでMBAを取得。成績優秀者だけが入れるMBAのグループに入会という優等生な経歴の持ち主です。
経営コンサルタントとなって、2万5千人の指導をされました。しかし、集客に困っていたそうです。詳しくは本書の内容で解説します。
本書を読むと、マーケティングの基本を理解でき、コトラーのマーケティング・マネジメントが読みたくなります。
本書の内容
著者は、海外のビジネススクールを出られて MBAを取得。経営コンサルティングの仕事を始めるも、集客に苦戦されたそうです。
そのときに、定価1万円弱で1000ページにも及ぶ「マーケティングマネジメント」を購入。
経営コンサルタントですから、たくさんのビジネス書を読んでこられてますが、その中でも「マーケティング・マネジメント」の方法論はグンを抜いて素晴らしかったそうです。
実際にビジネスの場で実践したところ、うまく成果があがるようになり、コンサルの仕事が増えました。
読んでよかったという人が多い!
コトラーの「マーケティングマネジメント」をおすすめする方は多くて、ロングセラーの「顧客起点マーケティング」でもよかったと書かれてました。
ただ、1000ページにも及ぶページ数と定価1万円弱はなかなか手が出せるものではありません。それを簡単に学べるために本書が誕生しました。
マーケティングの基本
本書は、コトラーのマーケティングに忠実で、よく仕事の場でつかわれるマーケティングの用語をシンプルに解説されてます。
コンサルタントの本によくある下手に自分をブランディングするたとえ話もないところに、とても好感が持てます。
そこからも、コトラーのマーケティングのよさを伝えたいのだという意図があらわれてて素敵です。
評価
良い点は、コトラーのマーケティング・マネジメントに対しての興味をすごい持たせてくれることです。
悪い点は、マンガが会話ばかりで、イメージを表現するというマンガのメリットを活かせていないことです。それができていないので、マンガと活字が1:1の割合になり、大事な説明がほとんど活字で行われているのだと思います。
結局のところ、活字が苦手でも、マーケティングの重要なところは活字でしか学べないので、マンガはストーリーとさわりしか学べません。
ただ、良い点に戻りますが!そういった点を加味しても、1000ページを超えるマーケティング名著を200ページほどでマンガを加えてまとめられたこと、読むべきマーケティング・マネジメントの本への興味を持たせたことは本書を書かれた著者の目的は達せられたのだと思います。
さいごに
「マーケティング・マネジメント」を読もうと決断できました。
本書は、コトラーのマーケティング理論を教えるとともに、「マーケティング・マネジメント」を手に取る勇気を与えてくれる素晴らしい本です。
「1000ページもある」「本代が1万円前後もする」「本の中の文字は小さい」で優先順位を下げざるおえませんでした。
しかし、本書をきっかけに読むことを決断できました。それだけでも本書を読む価値は高いと思います。
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