2024/05/13 (更新日:2024/05/13)
スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに
- 日本の大企業経営者が書いたようなマーケティングの良書
スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?
著者:ジョン・ムーア (著), 花塚恵 (翻訳)
出版:2014年4月
長さ:289ページ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、スターバックスでマーケティングを務めたジョン・ムーア氏が書いたスターバックス成功のルール46です。
「最高品質の商品を提供すること」「快適な環境を作ること」でカスタマーエクスペリエンスを最大限の満足度をする良書です。本書は、2007年に出版された「マジマネSPECIAL スターバックスに学べ」が改題されて、再編集された本です。
【このような方におすすめ】
・なにを大切にするべきかわからない方
・商品も会社も努力しても有名になれない方
・値上げが思うようにうまくいってない方
・安売りから売上が下がった方
・スターバックスが好き
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、8年間をスタバのマーケティングプログラム作成と実行をしていました。その後、コンサル会社を経営。著者の「Brand Autopsy」は、人気ブログとなってます。
本書を読むと、40年で一大産業を築き上げたスタバのマーケティングやブランディングが学ぶことができます。
本書の内容
スターバックスの社外に出ることがなかったスタバの経営ルールが本書で書かれています。マーケティングをメインとして、経営と人材についても触れられてます。
スタバが始まった当初、アメリカ人がコーヒーを飲む習慣はありませんでした。それから、40~50年ほどで日本だけでは1,917店舗になり、2023年時点で世界86市場に38,038店舗も展開されてます。
それにしても、「46のルール」は多いです。笑 しかも、46のルールの1つには、さらに5つのルールに分裂しているものもあります。笑
成功の秘訣
スタバがこだわったことは2つです。「コーヒーの豆」と「店舗」。それは、素晴らしい場所でおいしいコーヒーを飲むことです。
顧客に最高の体験をしてもらうことにこだわりを持っており、情報操作やブランディングによって築き上げられたわけではないこと。
その意図は、本書の名言からわかります。
- ビジネスを築いていくうちに、ブランドが生まれていくのだ。P21
スターバックスは、面白いテレビCMをつくることよりも、お客様により良い体験をしてもらうのにお金をかけることが最も効果的なマーケティング手段だと学んだ。P27
「ありのままを伝える」マーケティングなら、消費者はその企業の商品やサービスについて話す。だが、話をつくっているなら、消費者はその企業のCMについて話す。P38
肝心なのは「注目されたいなら、注目に値するものでなければならなう」ということだ。P106
カスタマーエクスペリエンスにこそお金をかけるP108
さいごに
本書を読んだ感想は、松下幸之助や稲盛和夫のような「お客様を大切にすること」「良い製品を作ること」のような日本の大企業経営者が持つような考え方を教えてくれます。
小手先のノウハウではなく、目の前のビジネスに本気で向き合うことを教えてくれる大切な本です。2014年出版からAmazonランキングのマーケティング部門で度々100位以内に入る理由がわかります。
今の時代に読むべき教訓をたくさん教えてくれてます。
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