2024/04/07 (更新日:2024/04/14)
ポジショニング戦略[新版]
- 「ポジショニング」という業界用語を生み出した名著
ポジショニング戦略[新版]
著者:アル・ライズ (著), ジャック・トラウト (著), フィリップ・コトラー(序文) (著), 川上純子 (翻訳)
出版:2008年4月
長さ:272ページ
出版社:海と月社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、顧客の頭の中にある購入選択で最も優位なところにポジションを取る戦略が書かれた良書です。
ポジショニングは、売り手視点からみると「市場でどの位置にポジションを持つか?」ととらえられるかもしれませんが、それでは顧客のニーズのないところにポジションを置く可能性があります。
本来のポジショニングは、顧客から選ばれるために困ったときに一番最初に思い浮かぶ存在(ポジション)になることです。
【このような方におすすめ】
・商品が売れなくて困っている方
・似た商品が多くて差別化ができない方
・キャッチフレーズが顧客に届かなくて困っている方
・新商品の開発をしている方
・業界No.1を目指している方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、選書100冊にもなりました「フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法」の著者でもあるアル・ライズ氏とビジネスパートナーのジャック・トラウト氏です。
お二人の素晴らしいことは、「ポジショニング」という用語を産み出されたことです。
1969年にアル・ライズ氏とジャック・トラウト氏はインダストリアル・マーケティングという業界紙に論文を寄稿し、そこで初めてポジショニングという用語を登場させ、解説しました。
本書は、「ポジショニング」という業界用語を生み出した名著であるのです。お二人は、他にも共著で本を出版してますが、どれも人気です。
本書を読むと、今まで売れなかった商品がなぜ売れなかったのか理由を知れることはもちろん、売れるようになり、業界No.1になることも夢ではありません。
本書の内容
インターネットの登場により、人が一生をかけても処理できない情報量を毎日産み出されてます。
- 情報社会というジャングルで頭角を現したいなら、ターゲットを絞りこみ、細分化することだ。つまりは、ポジショニングせよP15
たくさんの情報が流れるなかで選ばれる会社にならなければなりません。そのためにポジショニングをつかうのです。
ポジショニングについて、アル・ライズ氏の言葉をおかりします。
- ポジショニングの基本手法は、「消費者の頭の中に既にあるイメージを操作し、それを商品に結びつける」というものだ。P15
ポイントは、新しいポジションを築くのではなく、顧客の頭の中に「すでに」あるポジションを取ることです。
たとえば、「優れたビジネスパソコン」といえば、パナソニックのLet’s note が出ます。それは、「ビジネスパソコン」のポジションを築くことに成功したのです。
正しいポジショニングができれば、ビジネスは成功できます。それは、品質、価格、パッケージやイメージなど占有できるポジションは多数あります。
そして、企業がポジショニングをできたとき、あなたの会社は業界で独立した存在となるのです。
さいごに
アメリカで数十年も売れている本は、良書か名著ばかりですね。
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