2024/04/01 (更新日:2024/04/14)

フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法

おすすめ, 書評, 選書100冊

  • 全世界で成功する企業はフォーカスしている!100年経っても色あせない不朽の名著!

フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法
著者:アル・ライズ (著) 川上純子 (翻訳)
出版:2007年8月
長さ:384ページ
出版社:海と月社

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、多角化、ライン拡大といった事業を広げることで企業は失敗に陥っており、逆に企業はフォーカスすることで成功できると提唱する本です。フォーカスとは、日本語でいう絞り込みが近いです。

「1つのことに集中すること。」とてもシンプルなはずなのに一流の方々までもがフォーカスを失うのです。

  • 本書は、すべてのマーケッターだけでなく、企業から個人にいたるまで必読書と判断したため、選書100冊に入れさせていただきます。100年経っても色あせず、読者に素晴らしい成果を産み出しつづけるでしょう。

本書の価格は、2,000円です。安すぎます。実は、今まで4回購入してます。何度読んでも学びがありますし、フォーカスを失わないためにも定期的な読み返しが必要となる本です。

【このような方におすすめ】
・仕事をする人すべて
・事業が思うようにうまくいってない
・売上が上がっている
・新事業を手掛けようとしている
・強みがなくて困っている

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びや成果がえられます。

著者は、全米で成功するマーケッターです。アメリカのトップにあたるフォーチュン500の企業をたびたびコンサルしています。

すべての個人や企業がフォーカスをすれば成功できます。私も起業から10年以上経っていますが、フォーカスを実践しつづけています。そして、残念なことにフォーカスはできなくなっていくので、そのときにまた手に取るようにしてます。

フォーカスは、経営しつづける限り、読み続ける本です。

本書の内容:フォーカス

なぜ多くの企業はフォーカスできないのか。売り上げが上がり、経営に成功すると拡大をします。

たとえば、店舗経営で成功します。すると、本の出版や教材販売、講演の依頼で声がかかります。このような事業は、1日で大きな収益になり、土日の休みでできるため、始める方も少なくありません。

単発収益の会社ほど副収入を求める傾向があります。片手間でやろうと思っていた教育事業が思っていたより手間がかかり、2つの仕事に手一杯となります。すると本業を置き去りにします。お客は減り、スタッフが辞め、本業に戻らざる負えなくなります。

そのタイミングで片手間でやっていたため、教育事業もニーズがなくなり仕事が来なくなるのです。

個人でよくある失敗パターンです。個人から大企業まで失敗するときはいつもフォーカスを失ったときです。それはうまくいっているときほど起こりやすいです。

  • 「企業は、フォーカスを失っていく運命にある」 p22引用

皆さんの身近にある経験から解説します。仕事のデスクに引き出しがついていますね。必要なものだけを入れたはずなのに1、2年経つとものが増え散乱していませんか?

意識的にものを減らしていかないと増えていくという法則があります。我々は、会社の事業でもこの法則を持ってきてしまうのです。

成功のカギは専門性

仕事で最初の成功を勝ち取るまでが大変です。そのときは、本書の専門性を活用してください。コンサルタントであれば、〇〇業界専門コンサルタントといったものです。

そして、その分野で知識と経験をつければ、業界が存続する限り、経営を営むことができます。

さいごに

なぜ、すべての個人や企業にフォーカスをおすすめするかというと、部屋が勝手に汚くなることと同じようにフォーカスは失われて、企業のエネルギーを分散させてしまうからです。

そして、フォーカス実践者であります私は本書のおかげで何度もうまくいっていることがあります。

  • ホームページ制作事業で1つの業界を絞ることで依頼が殺到しました。ライバルが増えたときはさらにカテゴリーを絞りました。さらにうまくいきました。それ以来、事業拡大をせず、絞ることで顧客のニーズを満たし、10年以上の経営ができております。

さいごのさいごに

400ページ近くあり、読むことが大変かもしれません。厳しければ、1章と15章だけ読んでみてください。それだけでもフォーカスがつかめますし、実践いただければ、本書の安さに度肝を抜かれます。

フォーカスが失われることは、人間の性質であり、本書に書かれている例は100年経っても色あせないため、不朽の名作として、選書100冊に入れさせていただいます。

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