2024/02/11 (更新日:2024/04/14)
商いの道―経営の原点を考える
- これだけで成功できる!
商いの道―経営の原点を考える
著者:伊藤 雅俊
出版:2001年1月
長さ:217ページ
出版社:PHP文庫
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、選書100冊に入りしました!
著者は、イトーヨーカドー、セブン-イレブン、デニーズなどのイトーヨーカドー・グループの創始者であるので、「どれだけすごいことが書かれているんだ!」と思うかも知れません。
本書では、大企業を作り上げるまでのすごいテクニックは書いてありません。まっとうなことであり、あたりまえのことしか書かれていません。ただ、それが深いのです。
お客様からどうやって「信頼」を得ることができるか、商品を販売する我々は誠実な対応をするために正直に取引をすること。あたりまえですよね?
- 我々マーケッターは、マーケティング手法に走り、数字や分析で成功を収めようとします。その先に顧客がいることを意識して。顧客の心を動かそうと。だから、売上に上限ができるのです。
マーケティングや数値分析、AIを使えば、数千万円から数億円は達成できる範囲です。逆をいえば、そこにとどまるのです。
「売上をもっと上げたいけど、今のビジネスだと上限がみえてしまう。」今までたくさんのマーケッターからこのような相談を受けてきました。
マーケティングをしているから上限がみえているのです。その上は、その先にあります。
「商いの道」を読み、これほどマーケッターが読むべき本だと思ったものはありません。
本書は、すべての章が素晴らしいの一言。本書のとおりの心構えを持ち、行動できれば、成功することは間違いありません。著者の伊藤 雅俊さんが成功されていることが証明になってます。
ぜひ、お手にとって読んでみてください。私がここまで推す理由がわかると思います。
本書の内容
著者の伊藤さんがイトーヨーカドー、セブン-イレブン、デニーズなどを作り上げるまでに教わった商人としての考え方や心構えが書いてあります。
伊藤さんがお母さんやお兄さん、または商いの本から学んだ商いの方法です。
本書は、商売の原点を学ぶ本です。韓国語、英語、中国語にも訳されている本です。
本書の価値
定価で457円は安すぎです。10万円でも20万円でも、40,50万円でも安く感じるぐらいの価値があります。今まで50万円、100万円の教材を購入してきましたが、本書はそれらをはるかに超えてます。
本書の言葉
私の兄弟子が「挨拶ができて、「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えれば、仕事はつづく」といっていたことがあります。まさにそのとおりで、求める技術を提供して、あたりまえのことができていれば、10年以上の経営はできます。
- 本書は、そのような「あたりまえ」が「あたりまえではない」ように語られてます。
それは、イトーヨーカドーやセブンイレブンをつくったから著者の言葉に重みがあるわけではなく、本書を読んでいると「このような人が経営するからこれだけ大きな会社が出来上がったのだな。」ということがわかります。
世の中のSNSでよくいわれる「誰がいうか?」ではなく、「何をいうか?」で人を惹きつけているのです。
日本古来の商人としての心の持ちよう
もし、日本中のマーケッターが本書のとおりに仕事をしたなら、日本は豊かになります。このような生き方ができれば、商品ではなくて人として選ばれます。
マーケティングノウハウやテクニックに走っているなら、本書を手に取りましょう。
マーケッターは、座右の書として懐にいれておくべきです。
商人としての日本精神を学べる素晴らしい本です。
さいごに
「まとも!」一言に尽きます。
あまりに内容が素晴らしかったので、読む用と保存用を購入しました。
毎日1節を読んだり、定期的に読み返したりする本です。
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