2024/01/26 (更新日:2024/03/25)

プリンセス・マーケティング|谷本 理恵子

2024年, 書評, 選書100冊

  • この本は、マジで素晴らしい!マーケッター必読書で決定!

プリンセス・マーケティング 「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則
著者:谷本 理恵子
出版:2019年4月
長さ:109ページ
出版社:エムディエヌコーポレーション

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

プリンセス・マーケティングは、男性と女性の心理の違いを比較して女性に向けたマーケティングをわかりやすく解説した本です。結論からいいます。かなりの良書です。

2019年に出版され、本記事を執筆する2024年になってもAmazonランキングのマーケティング部門で20位以内をキープしているロングセラー本です。

本書を読むとき、本に線を引きまくりました。ここまで線を引いたのは森岡 毅さんの「確率思考の戦略論」以来です。2回目に読み返すときに線を引いたところだけ読むのですが、大半に線を引いたので、次はほぼ全部読まないといけないぐらいに線引きました。

新しく買ったペンのインクがなくなるのではないかと心配したぐらいです。普段は、1冊に2,3箇所。多くて12~15箇所引けば多い方です。

1冊を持ってますが、もう1冊を保存用に持っておこうと思うほどの本です。

【このような方におすすめ】
・女性を対象に商売をするおっさん(マジ刺さるから注意!)
・身も心もおっさんの方
・社会という魔法使いに心をおっさんにされた方
・将来、おっさんになる方
・おっさんの方

解説します。

プリンセス・マーケティングとは

女性の消費行動に合わせたマーケティングをすることです。男性の憧れはヒーロー、女性の憧れはプリンセスにたとえて解説されてます。

男性心理と女性心理を比較して、マーケティング方法の違いがあります。それは、5歳の男の子はおにごっこやヒーローごっこで遊びます。女の子はおままごとやお料理をする違いがあるように、大人になった男性と女性もマーケティングで同じ手法で集客するわけではないということです。

根本的に感情を動かすためにストーリーを語るといったことは変わりません。男性と女性でストーリーがまったく違うのです。

それがヒーローとプリンセスの違いです。

今までのマーケティングはヒーロー向け

ランディングページやステップメールは、問題を与え、メリットを提示し、保証をして、解決策を与えるテンプレートがあります。

昔のパソコン時代は、男性が大半を占めていました。男性が男性を集客するためにつくりあげられたのが、ネットでよくあるマーケティングです。その方法が今でもつかわれており、女性心理を無視したマーケティングが今でも利用されているのではないでしょうか。

年月が過ぎてもマーケティングが変わらないのは。

  • ・男性が会社の主導権を握っており、男性心理のマーケティングが施工される。
    ・男性心理のマーケティングが成功法則とされ、女性の意見が反映されない。

このような理由から長い年月、マーケティングに変化があまり現れていなかったのかもしれません。

とことん女性心理を理解できる本

プリンセス・マーケティングは、男性心理と女性心理を比較しているので、とてもわかりやすいです。ただ、問題があります。

おっさんが女性の理想とするプリンセスストーリーを理解するまで時間がかかるかもしれません。

というのは、本書は大変に読みやすくわかりやすい本でした。しかし、あまりにもおもしろく、学びになるので購読に時間がかかりました。

本書からプリンセス・マーケティング脳をインストールするまでおっさんには大変時間がかかります。これは本の問題ではなく、おっさんのスペックの問題です。そのため、おっさんは1章で大満足して本を閉じてしまう方も少なくないでしょう。

それほどに中身は素晴らしく、1章だけで今までになかったほど女性心理をすごく理解できます。

追記しますと、いつもはすらすらページが進みます。200ページ程度なら2、3時間あれば読み終えられます。しかし、プリンセス・マーケティングは1時間経っても23ページでした。内容が濃くて、おっさんにはプリンセス・マーケティング脳のインストールに時間を要します。

しかし、習得できればすごい力になります。3章を過ぎればだんだん慣れてきます。

学んだこと

箇条書きでまとめておきます。女性には、

・ネットでよくある「このような方へ」で問題をえぐるのはNGだからやめる
・商品開発の苦労や権威性よりも開発した人やそれに関わった人間模様を書く
・新しい自分ならこうなれる!ではなく、本来の身体を取り戻しましょう。にする

さいごに

個人的に大満足したときに1章が終わっていませんでした。
これ、今日書評できるのか?と不安になりましたが、無事完了しました。笑

マジで素晴らしい本です。必読書で決定です。

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著者は、「ネットで「女性」に売る」も大ヒットされた方です。速攻、購入でした。

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