2024/01/02 (更新日:2024/01/15)
共感ベース思考 魚屋さんになった私の商いの心得|森 朝奈
- 「魚を好きになってほしい。」そんな純粋な思いが共感を創り出し、Youtubeだけでなく会社経営でも成功されたことがわかります。
>>【Amazon】共感ベース思考 IT企業をやめて魚屋さんになった私の商いの心得 著森 朝奈
本屋で「共感ベース思考」の本を手に取り、パラパラっとめくると、見ている1万人よりアクティブな100人を大事にしていることが書かれており「人を大切にする人なんだろうな。」と思ったので本を購入しました。人を大切にされた結果、Youtubeでチャンネル登録者数27万人の達成になったと思います。
購入した理由は、他にもいくつかあります。成功しているYoutuberの本はなるべく購入するようにしています。Youtubeは、現代のマーケティングで最も旬であるからです。また、SNSの共感という言葉がタイトルに入ってますが、SNSの本質ではないかと考えているからです。最後の理由で美人が表紙に写っていることが大きかったです。
あ、すみません。美人が最初の理由でした。
「共感ベース思考」は、どのような方向けな本であるか?
・SNS発信でついつい先にいる人を忘れてしまう
・情報発信をしているけど、柱となる思いがない
・SNSの共感ということが具体的に何かわからない
・自分にとって適切な仕事とは何かわからない
・二代目でSNS発信することを先代や職人に認められない
よくあるビジネス書のノウハウに例えを入れて書くスタイルではなく、小さい頃から執筆に至るまでのストーリーの中にノウハウが書かれているのでかなり読みやすかったです。
良かった点では、ストーリーはすごい引き込まれます。1章から4章まで一気に読めます。さすが、成功されているYoutuberです。ストーリーの組み立てから、本の中でも共感してしまう魔法にかかります。
残念だった点では、Youtuberという先入観が強かったので、Youtubeに関するノウハウがたくさん書かれているのかと思いましたが、2章で書かれている分だけだったので「具体的な話がもっとほしかったな!」と思いました。
ただ、本全体を読むと「人を大切にすること」がSNSで成功する道で小手先のことではなく、思いや仕事のやり方で克服していくようにも見えます。
本の中で特に気になった点はこちらです。
1章:幼少期から入社するまで(思いの原点)
2章:自身のSNSの話と具体的なノウハウ
3章:働き方でゼロイチの話はそれは素晴らしいです
4章:SNS運営のチームマネジメントについて
タイトルに共感とあるので共感についても書かれていましたが、それよりも印象が強かったのは「魚のおいしさを伝えたい」という思いと「人の心を動かす」ということです。
思い(理念)
「魚に興味を持ってもらいたい。」「魚を好きになってほしい。」「魚のおいしい食べ方を伝えたい。」と何度も書かれていました。成功するYoutuberは、みんな純粋な強い理念を持っているように思います。
人の心を動かす
人の心を動かすこと、人の心は理屈では動かないことが書かれています。本の中では、顧客との関係ではなく、社内の社長と長く務める職人とのやり取りで人の心はなかなか動かないことが書かれています。この部分は、なかなか壮絶でした。
ゼロイチ(創造)
仕事にあたる創造とは、具体的に何かを説明しづらいですが、ゼロをイチにするために人々がやっていない穴をやることです。社内でも市場のライバルに置き換えてもそうです。その業界では、誰もやっていなければ、ゼロなのだからです。
まさにマーケティング本を専門とした書評ブログは、まだないのではないかと。しかも、毎日更新しているなど。
まとめ
マーケティングの書評ブログの毎日更新2日目ですが、良いですね。読もうと思えば、日常のことをしながら、1冊読めるものですね。
2日目に森朝奈さんの本を選んで良かったです。昨日、書評した「90日で儲かる」の本で書かれていた本質を解説されていて、やはり、マーケティング成功者が大切にしていることは同じなんだな。と理解できました。
森さんには、これからも成功してほしいな!と思うような本でした。魚屋の森さんのYoutubeチャンネル
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