2025/12/25 (更新日:2025/12/25)
船井流マーケティングの真髄 一番店づくりの原理原則
- 数理マーケティングの良書!入門もOK!!
船井流マーケティングの真髄 一番店づくりの原理原則
著者:小山 政彦
出版:1992年10月
長さ:253ページ
出版社:ビジネス社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、船井総研でトップコンサルタントをされていた著者が経営とマーケティングを得意とされており、数学を駆使して体系化された数理マーケティングを紹介する本です。
著者は、大学院まで数学を専攻されて、数学者を目指していたところ、実家が火事になり、実家を再建するために経営にあたったところ、以前の数十倍の売上になったということです。
それからも、数々の異業種で繁盛店や優良企業をつくりあげ、地域や業界の一番店にまで育て上げたのです。
その方法が数理マーケティングにあり、初心者にもわかりやすく解説されてます。
結論をいうと、数学マーケティングの入門書でもあり、良書です。
数学を駆使しているから説得力のあるマーケティングの答えを教えてくれてます。
【このような方におすすめ】
・感覚経営から脱却し数値で勝負を決めたい方
・地域や業界で他を寄せ付けない一番になる方
・数学的根拠に基づき迷いなく判断を下したい方
・再現性のある法則で繁盛店を量産したい方
・精神論ではなく論理で売上を最大化したい方
・確かな原理原則で競争優位を築き上げたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、マーケッターがなぜ数学を勉強すべきなのかがわかります。
本書から学んだこと
・マーケティングで数学、物理学、心理学のアプローチは必須。いずれも実学で商売に必要な知識であること。
・景気がよいときは、勘と手探りでうまくいきます。しかし、景気が悪くなると経験や勘だけで乗り越えられないことがあります。
なぜなら、今まで体験したことのない不景気が訪れるかもしれないからです。そのとき、数理マーケティングで分析できていれば、不景気を乗り越える確率が上がります。
・差別化の数値: 1.3:1
その差の認知は、1に対して、1.3だと思うということ。差別化するのに他と1.3倍の差がないと認知されない。
・競争力の比1.7
ランチェスターの法則において、競争相手と売上またはシェアで1.7倍の差をつけると逆転が難しい。
評価
- おすすめ・・・★★★★★(マジでわかりやすくて、数字で説得力がある!)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★★(数学がまったくわからなくてもわかる!)
こりゃ、素晴らしい!
本書を読んで、著者がトップコンサルタントである理由がわかりました。
数学マーケティングの入門書としてもぴったりで、玄人マーケッターにも学びが多いものです!
商圏やライフサイクルなど、かなりおもしろい視点で書かれているので本書の一読をおすすめします。
さいごに
ちょうど、数学とマーケティングの本で学びたいと思っていて、本書がわかりやすくて、おもしろくて、学びたいところのマトを得ていて。
本当に素晴らしい本だと思いました。
事業的にコンサルをお願いするものではないですが、著者にはお願いしたいと思えるほどの本でした。
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