2025/12/19 (更新日:2025/12/19)
ピーターの法則 創造的無能のすすめ
- 社会は、無能がはびこるようになっている。
ピーターの法則 創造的無能のすすめ
著者:ローレンス・J・ピーター (著), レイモンド・ハル (著), 渡辺 伸也 (翻訳)
出版:2003年12月
長さ:222ページ
出版社:ダイヤモンド社
>>Amazonで購入はコチラ
- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、人を無能レベルに到達するまで昇進させるピーターの法則を提唱した本です。
人間はヘマをします。その結果、世界には無能がはびこっている仕組みが成り立ってます。
たとえば、
・トップセールスマンが部長になったが天才肌でマネジメントができずにスタッフが育たない。
・10年前にCMのマーケティングで成功したことが伝説となり、CMO(最高マーケティング責任者)に昇進。しかし、デジタル社会になっている。
・たまたま伸びる市場で担当者となり、天才マーケッターと呼ばれ勘違いし、難易度の高い新事業を任せられる。
そして、彼らは成果を上げられない役職にまでいたったところで止まる。すると、社会は無能ではびこるという論理です。
本書では、ピーターの法則について詳しく解説されてます。
【このような方におすすめ】
・組織に蔓延する無能のメカニズムを知りたい方
・なぜ優秀な人がダメな管理職になるか知る方
・昇進だけが幸せではないキャリアを考える方
・自分の能力が通用しなくなる恐怖がある方
・階層社会の不条理なルールを理解したい方
・あえて昇進を避ける賢い処世術を学びたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、飽きたり、刺激を求めても、自分が得意な仕事で止めておくことが最善であるということがわかります。
本書から学んだこと
・無能がはびこる社会で誰が仕事をしているのか。それは、無能レベルに達していない人たちだけ。
・有能な人は、プレイヤーのままにして、現場のスペシャリストでとどめておく。
・流行を追いかけることが得意な若手にし、ベテランを戦略アドバイザーにする。
・無能な上司は無能な部下を昇進させる。
・有能すぎるとクビになりやすい。階層社会の掟がsりそれに合わないため、無能によって、はじかれる。
・無能に突き進む理由は、そこに刺激がないから。
評価
- おすすめ・・・★★★★★(皮肉であり、真理であるw)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★★(無能になる過程がおもしろい)
社会の無能論は、組織の皮肉をいっているようで、そういう仕組みにもなっていることも事実です。
特に技術職は、ピーターの法則どおりの出来事を目の当たりにします。
自分自身は、どこまで昇進すべきなのか、本書を読むとなにかヒントが得られるかもしれません。
さいごに
新しいスキルを身につけられなくなったとき、ピーターの法則に当てはまることになる。
\この記事をシェアする/






