2025/12/03 (更新日:2025/12/03)
カルトになれ! 顧客を信者にする7つのルール
- 「信者のいない会社はつぶれる!」
カルトになれ! 顧客を信者にする7つのルール
著者:マシュー・W・ラガス (著), ボリバー・J・ブエノ (著), 安田 拡 (翻訳)
出版:2005年4月
長さ:270ページ
出版社:フォレスト出版
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、カルトのごとく熱狂的な顧客(ファン・信者)をつくるマーケティング7つのルールを紹介した本です。
マーケティングで著名な人々が本書を称賛してます。
- ・「ブランディング22の法則」のアル・ライズ氏
・「ゲリラマーケティング」のジェイ・C・レビソン氏
・「ポジショニング」のジャック・トラウト氏
世の中には、一部の会社がカルト宗教のように特殊な魅力を持って人々を集めてます。
たとえば、コーラ、マクドナルド、フェラーリ、Appleなど。
Apple製品をこよなく愛する人々のことを「マック信者」と呼びました。彼らは、新商品が出たらまず買います。商品の良し悪しよりも企業成長のために投資しているという視点です。
なぜ同じ商品なのにその企業を選ぶのか。本書で答えがみつかります。
【このような方におすすめ】
・顧客を熱狂的な「信者」に変える仕組みを知りたい方
・ファンコミュニティをつくることに興味のある方
・Appleのようなカルト的ブランドを目指したい方
・商品の良し悪しを超えた顧客の投資意欲を引き出したい方
・競合他社ではなく自社を選ぶ理由を明確にしたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、商品を売ったあとに本来は何をすべきなのかがわかります。
本書から学んだこと
・カルトブランドとは、カルト的な人気を誇り、熱狂的な「信者」や「伝道師」と呼ばれるほどの顧客層を抱えるブランドのことを指します。
・カルトブランディングとは、カルトブランドを意図的に作り出し、顧客を「好きなブランドのために身をささげる信者」に変えるプロセスのこと。
・家庭や社会でさまざまな問題を抱える現代で、社会とつながっていたいという安心感や帰属感(自分がその一員であるという自覚や一体感を持ち、情緒的な繋がりや愛着を感じている心理的な状態)を得たいという心理がある。そこにカルトはつけいります。
・カルトブランドの顧客の願望は、他人と違うグループでメンバーになり、ありのままの自分を受け入れてもらえること。世間は冷たいもので、カルトブランドは心を温めてくれる。
・顧客に楽しみを売る。自己実現。売るときは、ライフスタイルを売る。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(カルト的なブランドのつくり方)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★☆
一部の企業がなぜ熱狂的なファンを集めているのかの理由がわかる本です。
成功事例も多くてわかりやすいですが、実践が難しそうに思います。というのも、普通の顧客から熱狂に変えるにはそれなりの労力がかかります。
現代は、顧客による横のつながりが強くなりました。顧客同士で情報共有がされるので、本書が出版された時代とは違います。
本書で書かれていることの一段上を目指さないと難しいのではないかと思ってます。
ただ、方向性を知ることはできると思います。
さいごに
カルトの分析がされているので、カルトマーケティングの精度が高いです。
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