2025/10/31 (更新日:2025/10/31)

フェイク ウソ、ニセに惑わされる人たちへ

良書

  • フェイクは、必然であること。

フェイク ウソ、ニセに惑わされる人たちへ
著者:中野 信子
出版:2022年6月
長さ:192ページ
出版社:小学館

>>Amazonで購入はコチラ

  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、「フェイク」について徹底的に深堀りした本です。

SNSでは、あたりまえのようにフェイクが流れています。それは、とどまることがありません。フェイクほど広がりをみせて、真実よりも人々が楽しんでいるようにもみえます。

すると、このような疑問が頭に浮かびます。

「人はなぜウソをつくのか」

それは、人はウソを好む傾向にあるからです。なぜ人は騙されるのか、また知らないうちに人を騙すのか。

商品やサービスの物語というフェイク。フェイクは、古代から始まり、現代ではフィクションの小説、小さいところでは細胞までもがウソをつく。

ウソは、人間に必要なものであり、切っても切れない関係であることが事例と論文から紹介されてます。

【このような方におすすめ】
・フェイクやデマがなぜ拡散されるのかの心理的背景を知りたい方
・顧客が「ウソ」を好むという人間の本質をビジネスに活かしたい方
・商品やサービスに付与する物語(フィクション)の影響力を理解したい方
・SNS時代の情報戦において、真実と虚偽を見極める力をつけたい方
・人を騙すメカニズムを深く掘り下げ、倫理的なマーケティングを考えたい方
・古代から現代までの「ウソ」の役割を学術的な視点で学びたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、フェイクを詳しくかなり理解できます。

本書から学んだこと

・疑うことは、脳に自担が大きい。
情報を信用して考えることをしない方が楽なこと。

・SNSは、自分自身を盛って不都合な真実を隠しやすい。

・おおやけに言ったことより、隠れた真実や本音の方が価値を増している。過大評価される場合も増えた。

・誇張された非日常的なフェイクが人を魅了し、忘れ去られていく。それは、SNSに限らず、論文も正しいと実証するものはほとんどいない。

・人間は物語で現実の困難を乗り越えました。フェイクが生存戦略の一環だったと言うこと。

・フェイクニュースはプロパガンダの手段として使われ、2020年に81カ国が実行し、年々増加傾向にある。オックスフォード研究チーム

・人間の脳は、正しいものより認知にかかる負担の少ないものを選ぶ。

・不安や焦りは判断を鈍らせる。

名言

  • 現実だけでは脳は満足できない P38

    能力が低い人ほど自分のことを過大評価する傾向がある P67

評価

  • おすすめ・・・★★★★★(フェイクを知るために一読おすすめ)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★★★(かなり深堀されている!ブレない)

世の中の詐欺やデマ情報を例に「なぜフェイクに人はかかってしまうのか」を脳科学や論文をもとに解説してくれている本です。

超有益な情報量で内容は、わかりやすくてフェイクが良くも悪くもあることに気づける良書です。

SNSの情報収集、商品やサービスのストーリーづくりの参考となります。

さいごに

最初から最後まで「フェイク」に関して、ブレることのない姿勢が素晴らしいです。

>>Amazonで購入はコチラ

\この記事をシェアする/