2025/09/25 (更新日:2025/09/25)

ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!

選書1000選

  • ここまでやってダメなら「楽しもう!」と決めた。
    それが「ちょっとアホ!理論」の始まり。

ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!
著者:出路 雅明 (著), 「元気が出る本」出版部 (編集), GEN (イラスト)
出版:2006年5月
長さ:304ページ
出版社:現代書林

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、倒産寸前まで追い込まれたとき、「楽しもう!」と決めて、アフロにサングラス、白スーツを着て、アホなことをしていたら、それが差別化となりV字回復を遂げた「ちょっとアホ!理論」を提唱する本です。

結論からいいますと、かなり素晴らしい本です。

仕事は、「楽しむこと」であることを学べる本です。もしかしたら、「そんなの理想だよ」と思われるかもしれませんが、その理想を叶えることの方が経営はうまくいくということです。

「強運の法則」を執筆されている西田文郎氏も推薦されてます。

【このような方におすすめ】
・仕事を楽しみたいと考えている方
・倒産寸前の状況から逆転したい方
・競合との差別化に悩んでいる方
・自分の個性をビジネスに活かしたい方
・行き詰まった現状を打破するヒントが欲しい方
・「楽しむこと」が成功に繋がるビジネスのあり方を知りたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、2坪の古着ショップを立ち上げ、全国に直営店32店舗を展開。年間売上57億円企業にまで成長(2006年5月)。著者の株式会社ヒューマンフォーラムは2025年9月も経営がつづいてます。

本書を読むと、理想だった「楽しいと思うことを仕事に導入すること」が理想ではなく、それをした方がよいということがわかります。

本書から学んだこと

・ドラゴンボールの悟空がピンチにスーパーサイヤ人になるように「スーパーサイヤ・アホ!」になった。

・サボったブランクは、真面目に取り組み始めてからツケを払わされた。2年間もあらゆる組織改革を行なったが、何も成果にならなかった。

・倒産寸前で、ここまでやってダメなら「楽しもう!」と決めた。そこが「ちょっとアホ!理論」の始まりとなった。

・みんなに会社が潰れた後、どんな楽しいことをしたいかで盛り上がった。

・大切な仲間+楽しい方がいい。

・仕事の判断基準は、楽しいか楽しくないか。

・常識「オリジナルブランドで差別化」
ちょっとアホ!「アホを売りにした服がそもそも差別化になった」

評価

  • おすすめ・・・★★★★★(仕事を楽しむではなく、楽しいことを仕事に持ってくる良書)
    読みやすさ・・★★★★★(話口調で読みやすい)
    学び・・・・・★★★★★(アホになるまでのストーリー、どんな楽しいことをしたか)

本書は、「楽しむ」という点で抜きんでた素晴らしい本です。そこで、選書1000選にさせていただきました。

私は、2つのことが響きました。一つ目は、サボっていたらその分のツケを払わされることになること。以前にうまくいった方法がうまくいかなくなっているのです。

すでに古い手法となっており、うまくいく方法がわからなくなってしまうのです。

2つ目は、楽しむということ。「仕事を楽しもう」というのは、現在あることをいかに楽しむかという話になります。

しかし、本書で提唱されているのは、「楽しいことを仕事に取り入れる」といった考え方です。楽しいことを持ってきて、楽しくないならやらない。

そんなアホなことをしていたら、差別化になって、楽しいことだから、どんどんイベントやアイデアがふくらんでいく。

すごい発想です。素晴らしいです。

さいごに

近年、「好き」についての本が多いです。「好き」の実践には、「楽しむ」は切り離せない関係です。

本書は、「楽しむ」を知ることができる貴重な本です。

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