2025/08/19 (更新日:2025/08/19)

ライザップはなぜ、結果にコミットできるのか

書評

  • ライザップの基本書

ライザップはなぜ、結果にコミットできるのか
著者:上阪 徹
出版:2016年8月
長さ:237ページ
出版社:あさ出版

>>Amazonで購入はコチラ

  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

結論からいうと、本書に書かれていることはライザップについてテレビやうわさで聞いたことがあることがほとんどでした。

本書は、「結果にコミット」のキャッチコピーでダイエット事業に成功し、ゴルフや英語などの事業拡大まで至っているライザップを取り上げた本です。

ライザップといえば、ビフォアーアフターのダイエットに成功した有名人のCMです。しかも、期間はたった2ヶ月間。

著者は、本書を書くにあたりライザップを体験されることを決断し、わずか2か月で60キロから7.2キロの減量に成功されたということです。

これだけの短期間であるので厳しいダイエットをしいて、食事制限や厳しいトレーニングがあるのかというと、世間のうわさとはイメージがまったく違ったということ。

【このような方におすすめ】
・ライザップの成功の仕組みを知りたい方
・短期間で成果を出すビジネスモデルに関心がある方
・ダイエットや健康分野のマーケティング戦略を学びたい方
・ライザップの「結果にコミット」の裏側を実際の体験談から知りたい方
・事業拡大のプロセスや新規市場参入に興味がある方
・話題になった企業をケーススタディとして研究したい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、フリーランスのライターで胸キュン」で100億円」などを出版されてます。

本書を読むと、ライザップの基本形態を知れます。

本書から学んだこと

・2012年にRIZAP株式会社を設立。2015年には累計5万人を突破し、累計会員数は前年度比の2倍で1,2か月待ちの店舗まで出てました。初年度10店舗から2016年で78店舗に。

・2か月のダイエットプログラムが終わったあと、約7割がサービスの延長を希望するということ。

・ライザップは、合成のようなダイエットのビフォアーアフター写真、「人は変われる。」を証明するという理念のもとにつくられた「結果にコミット」というキャッチコピーなどで成功。

・ライザップのサービスは、ダイエットあとにゲストの人生を輝かせるということまで考えられてます。

・週2回のトレーニング以外の時間もトレーナーとつながっていること。毎日3食のご飯を写真で送るとか、1日3回以上のコミュがあるとトレーナーは、パートナーになる。それがライザップの強みとなっている。

・ライザップでダイエットを成功させたのは、トレーナーに従来の能力を求めず、コミュニケーションを求めた。結果的にコミュニケーションがうまい人にトレーニング技術を学んでもらった。

名言

  • 一生ものの習慣にする秘訣は、「無理をしない」こと P58

    ダイエットの最大の失敗理由は、「続けられないこと」 P116

評価

  • おすすめ・・・★★☆☆☆
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★☆☆☆☆

ライザップを受けたことがないけど、ライザップのサービスや流れに興味のある方向けの本です。

私のようにライザップに行ったことがないけど、仕組みを知りたい人には学びがありますが、ライザップに行ったことがある方は知っていることしかないかもしれません。

マーケティングの視点で知りたかったことは、チャプター3から書かれてます。チャプター1、2はダイエットについてとサービスの流れの詳細について書かれてます。

しかし、以前にテレビのインタビューで答えていたようなことしか書かれておらず、もっと踏み込んだ情報がほしかったです。

個人的には、ライザップが起業前に数万件のアンケートを集めて、ダイエットを徹底的に調べ上げたことや、その他のアンケートに関わるライザップ独自の話がほしかったです。

さいごに

美容・健康関連の会社は、ライザップをマネてライザップより安い価格でダイエットプログラムを自社サービスを含めて行うところもあったほどです。すごいところは、それで大繁盛している店舗があったことです。

ただ、本書を読んで彼らはライザップの仕組みはマネできても、「人は変われる。」を証明するという本質的な理念はマネできていなかったように思います。

そこがライザップとライザップをマネた人たちの差だったのでしょう。

>>Amazonで購入はコチラ

\この記事をシェアする/