2025/08/06 (更新日:2025/08/06)
このオムライスに、付加価値をつけてください
このオムライスに、付加価値をつけてください
著者:柿内 尚文
出版:2025年3月
長さ:351ページ
出版社:ポプラ社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、付加価値のつくりかたを72の事例とイラストで解説された超わかりやすい本です。
「付加価値をつければ売れる」といわれて、商品の質を高めたり、商品におまけをつけても売れないことがあります。
そのとき、お客にとって、付加価値なのではなく、不要価値になっているかもしれません。付加価値は、その商品についていて価値を感じること。
不要価値とは、価値をつけたもののお客が価値と感じないこと。「付加価値」は、意味があいまいにとらえられやすく、誤解されやすいです。
本書では、「付加価値とはなにか」「付加価値のつくりかた」などが解説されてます。
【このような方におすすめ】
・付加価値とは何かを本質的に理解したい方
・商品やサービスの魅力をうまく伝えられないと感じている方
・「価値を高める工夫」が空回りしている気がする方
・マーケティングやブランディングに携わっている方
・お客さんにとっての「いらない価値」を見極めたい方
・売れない理由が「モノの質」ではないと気づき始めた方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、数々の本をベストセラーに導き、売れなかった本のタイトルを変えただけでベストセラーにされたこともあります。
本書を読むと、どのような価値をつければ、お客が喜び売れる商品になるかがわかります。
本書から学んだこと
・価値は、想定外の価値である付加価値、想定内の価値である既存価値、付加価値になっていない不要価値の3つに分類される。
・人は、商品やサービスにある付加価値で購入を決定している。たとえば、タオルが500円でも推しのおラスト入りタオルなら2000円を超える。
・普通の商品(既存価値)は、どこにでもあるので商品にメリットを感じづらく値上げができません。売るために値下げをするか、付加価値をつけます。付加価値がつくとブルーオーシャンで戦うことができます。
・流行(ブーム)とは、付加価値が既存価値となり、不要価値になる道を早いスピードで通る商品のことです。定番商品は、付加価値から既存価値にとどまったもの。
・ニッチ市場とは、すでに市場として認識されているため、参入するならまだ消費者も気づかれていない潜在的ニーズの段階にある市場に入ること。
名言
- 仕事とは付加価値をつくること P70
作業の時間よりも、付加価値をつくる時間を増していくことが、自分ならではの仕事をするということ P83
評価
- おすすめ・・・★★★★★(付加価値で成果を産み出せる素晴らしい本)
読みやすさ・・★★★★★(すんごいわかりやすく2時間ほどで読める)
学び・・・・・★★★★★(学び多し)
仕事で成果をあげるために付加価値をどう利用すべきなのかがわかるので超おすすめです。
さいごに
付加価値について初心者から上級者までおすすめな本。
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