2025/08/03 (更新日:2025/08/03)
センスは知識からはじまる
センスは知識からはじまる
著者:水野 学
出版:2014年4月
長さ:192ページ
出版社:朝日新聞出版
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
「これやってみ!」「うーん。ちょっと微妙だな。」「もっとセンスよく・・・。」
「・・・(そういわれても、センスってなに?)。人によってセンスの受け取り方が違うので・・・。」
顧客のイメージを超えるきれいなデザインをつくる人に「デザインセンスがよい」といわれ、営業でたくさんの契約を取る人がロープレをすれば「トークにセンスがある」といわれ、高利益で顧客満足度が高いと「会社の経営センスがある」といわれます。
センスの問題は、数値化できず基準が明確でないことです。そして、美術や音楽といったものは「センスがよい」もののレベルが高すぎて理解できない芸術やマネできないレベルの演奏になってしまうからです。
そして、「センス」がわからないと、重大な問題は企業の存続が危ぶまれることです。
「じゃあ、センスのない自分はもう手遅れなのでは?」と思うかもしれませんが、そこが本書の力の見せどころです。
「センス」は知識をつければ誰でも身につけることができます。アイデアは、生まれながらのセンスやひらめきではなく、地道なインプットと段階的な考え方でできているということです。
本書では、センスとはなにか、センスの磨き方やトレーニング法が紹介されてます。
【このような方におすすめ】
・センスや感覚で判断される仕事に悩んでいる方
・デザインやコピーに自信が持てず言語化できない方
・マーケティングにおいて「なんとなく」で進めたくない方
・論理と感性を両立させたマーケティングを実践したい方
・再現性のあるセンスの磨き方を知りたい方
・チームでセンスを共有・教育できる仕組みを探している方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、くまもんのアートディレクターで有名な方です。
本書を読むと、センスとはなにか、センスの磨き方、センスが知識からつくられることがよくわかります。
本書から学んだこと
・「センスのよいもの」をつくるために「普通」を知るべき。「普通」という評価基準がわかるから「センスのよい」がわかるようになる。数値化できないセンスの唯一の基準となります。
・技術で差別化ができなくなった今、クリエイティブなセンスで求められるようになったのです。
・センスをよくするならとにかくインプットをすること。斬新なアイデアやそうでないもの、売れたもの売れないものをインプットすると知識の掛け算でイノベーションが起こる。
・センスをよくするために同じ分野で大量のインプットをしていると「共通項」をみつかります。「共通項」はとても重要なことです。
名言
- 技術がピークを迎えるとセンスの時代がやってくる P45
みんなが欲しいと思っていた、ありそうでなかったもの P122
評価
- おすすめ・・・★★★★★(成果を上げる人とそうでない人のかいりは知識だけ)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★☆(センス、知識、インプットまでもうらされてる)
Amazonレビュー2300件を超える理由がわかります。センスが知識によって成り立っており、センスをよくするためのインプットまで書かれてます。
デザイナーのような感覚の世界の方には、とても学びになる本です。マーケッターや経営者もセンスをよく問われるので、おすすめです。
さいごに
著者に興味がわいたので、他の本も読んでみたいと思います。
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