2025/07/20 (更新日:2025/07/20)
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門
著者:内田 学 (著), 兼子 良久 (著)
出版:2013年9月
長さ:163ページ
出版社:東洋経済新報社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、データ分析をビジネスに活かして、満足度を測ったり、広告費の予測を立てたり、勘で行っていたことをExcelで戦略的にできるようになる本です。
本書で特に行われる分析として、多変量解析があります。複数の変数(データ)を同時に分析して、それらの関係性や構造を明らかにする統計手法のことです。
たとえば、客満足度に影響を与えているのは接客か、品揃えか、価格か。答えを導き出すことで、多変量解析でどの要素が満足度を左右しているのかを数字で把握できます
その結果、「どの施策が効果的か」「どこにコストをかけるべきか」といった判断を数字で根拠づけることができます。
マーケティングは、感覚だけでは限界があります。本書では、Excelを使って戦略的に判断する力を身につけて、数字に強いマーケッターになることができます。
【このような方におすすめ】
・感覚的な施策から脱却し、数字で語れるマーケッターになりたい方
・「データ分析=難しい」と感じて手が止まっている方
・施策の成果を可視化し、説得力ある報告がしたい方
・現場で使える分析フレームを短時間で学びたい方
・Excelを使った実践的なデータ分析に挑戦したい方
・戦略的な意思決定を支える分析スキルを身につけたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、専門的なデータ分析をマーケティングの現場で実用できるレベルにまで90分で学べます。
本書から学んだこと
データ分析をする理由は、経験則を可視化できるからです。数値化されてデータとなった経験則は、再現性を産み出します。
グラフや数値を分析するとき、目標に向かって増加した成果だけに注目しがちです。たとえば、チラシを配って新規顧客を集客した場合、「来店数の増加」という指標だけを見ることが多いでしょう。
しかし、データ分析では、成果と同時にその裏で生じている副次的な変化です。例えば、既存顧客のリピート率の低下やスタッフの対応時間の逼迫といった指標もあわせて見ることで、施策全体の因果関係やトレードオフを把握できます。
増加するデータだけでなく、同時に変動する他のデータも観察することで、より正確な全体像が見えてきます。
本書では、データ分析の専門知識を身につけて、このようなことを分析できるようになります。
・値下げの効果検証
・顧客満足度の調査
・店舗面積の売り上げ見込み
・最適な広告費や販促費の決定
・ダイレクトメールの反応率
・アンケート調査の新商品開発のヒント など
データ分析をする理由や方法論、最後にExcelでどう操作すれば、それらのデータ分析ができるかまで解説されてます。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(短時間で実用的なデータ分析が学べる!)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★★(要点のまとまり具合がすごい!)
これからデータ分析をやろうと思っても、「データ分析」という言葉だけでもハードルの高さを感じます。
本書は、目的を達成するための戦略的なデータ分析が学べるので実用性もあり、わかりやすいです。
データ分析で初めて手に取る本としてもおすすめですし、数冊読んでからでもありです!
さいごに
「データ分析やってみないと!」という方はに。
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