2025/07/05 (更新日:2025/07/05)

プロフェッショナル・アントレプレナー

書評

  • アメリカ流!起業に成功する10の鉄則

プロフェッショナル・アントレプレナー 成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造 (ウォートン経営戦略シリーズ)
著者:スコット・A・シェーン (著), スカイライト コンサルティング (翻訳)
出版:2005年8月
長さ:288ページ
出版社:英治出版

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、起業してからビジネスで大成功するまでにやっておくべきマーケティングや経営の要素を10の鉄則で紹介した本です。

事業を始めてもほとんどが失敗します。アメリカでは、ベンチャーの約40%は1年未満で倒産。約60%は、5年以内に。8年後には約75%が倒産します。

生き残るのは、たったの25%だけ。ここからみると、10年つづくことがすごいことでもあります。

本書では、ビジネスで生き残ることはもちろん、他社の脅威から自社を守る方法や成功や大成功をつかむために知っておくべきことなど解説されてます。

【このような方におすすめ】
・論理的にビジネスを設計したい方
・再現可能な方法でチャンスを探りたい方
・自分に合った起業スタイルを知りたい方
・スタートアップやVC支援に携わる方
・アイデアより構築力を重視したい方
・成功する起業家の共通点を知りたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、ケース・ウェスタン・リザーブ大学 SBC経済学教授であり、ロンドン大学インペリアルカレッジ客員教授です。

コンサルティングや米国、ノルウェー、ポーランドなどの経営者向け教育プログラムを実施されてます。2001年米国経営学会最優秀論文賞を受賞されてます。

本書を読むと、アメリカでよく提唱されている経営やマーケティングの方法論が学べます。

本書から学んだこと

本書は、起業家向けにビジネスで成功するためにマーケティングや経営で知っておくべき知識やフレームワークを紹介されています。

キャズムやイノベーションのジレンマなど、アメリカで代表的な方法論が紹介されているので、起業家の入門書に最適です。

・実証データや需要から産業を選ぶ方法
・イノベが産まれる場所やチャンスはどこか
・テクノロジーの進化パターン
・本当のニーズの発見とその満たし方
・ライバルの弱みにつけ込むには
・失敗リスクはどうやって最小限にできるか

たとえば、起業するにあたりその産業はベンチャーが生き残ることができるのか、実証データを探すべきです。特定の専門知識が必要でそれがないと危ういのか、その専門知識は大企業が有利であるかなどです。

それがもし小さい市場なら大企業が入らないので有利にみえますが、事業継続が難しくなるのでライバルがいても大きな市場を選ぶべきです。また、大きくても低成長の市場を選んではいけない。

これも将来性がないからです。たとえるなら成熟市場です。すでに第一人者と市場トップが独占して、まったく入る余地がなかったり、将来の売上の上昇が見込めないからです。

市場、商品、知識などあらゆる面でベンチャーに有利な市場を選ぶべきということです。

本書では、このようなことが全10章にわたり解説されてます。

評価

  • おすすめ・・・★★☆☆☆(起業家の入門書)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★☆☆☆(よく本を読む方には知っていることが多い)

起業家が最初に読むならよいですが、普段から本を読んでいたり、マーケティングに詳しければ、知っていることしか書かれていないと思われるかもしれません。

入門書としてはよいと思いますが、中級者以上に向きません。

さいごに

アメリカの事情がわかる。

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