#マーケティング

超有益

• 漫画家が連載を取るための教科書

クソコンテンツを爆売れさせた ハリウッド流マーケティング術
著者：外薗史明 (著), 外薗昌也 (著)
出版：2021年8月
長さ：256ページ
出版社：クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、漫画家の父を持つ息子が、アメリカの一流プロデューサーから学んだマーケティングのノウハウを使って、父の漫画をプロデュースしていくストーリーです。要所でマーケティングの解説が加えられており、物語と学びが同時に進行していきます。

LINEマンガでの初報酬はたった150円。年商は1000円。さらに、親子関係は破綻寸前。そんな状態からすべてが始まります。

しかし、アメリカの一流プロデューサーからの助言でマーケティングをベースにした漫画制作に成功します。

• ・LINEマンガで6本が日間ランキング1位
  ・12本の連載を抱える作家に
  ・10年間で累計1000万部を突破

漫画家のリアルな心情とマーケティングノウハウを最大限に駆使された戦略的な本です。

【このような方におすすめ】
・漫画家として連載を取りたいが、突破口が見えない方
・作品は描けるのに、なぜか評価されないと悩んでいる方
・自分の漫画を「売れる形」にプロデュースしたい方
・家族や身近な人と創作で結果を出したいと思っている方
・エンタメ業界で通用するマーケティング視点を学びたい方
・才能だけでなく「戦略」でチャンスをつかみたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者の息子は、漫画家である父（外菌昌也）のプロデューサーです。

父とタッグを組んだ10年間で売った漫画の販売部数は1000万部を超え、現在では父以外の新規作家の発掘やプロデュースにも力を注いでいます。

本書を読むと、１つのコンテンツがヒットしてから、継続的に成功するまでの過程がみえます。

本書から学んだこと

本書では、下記のようなことが語られてます。

• ・漫画が売れるまで（ヒットコンテンツづくり）
  ・売れてから連載の増やし方（市場占領）
  ・新しい市場を産み出してトップを取る（創造）
  ・連載のつづけ方（コンテンツ寿命を延ばす）　など

その中でも印象深かったのはこちらです。

・漫画は、企画が決まってから資料を集めて、その情報をとりまとめるところから始めなければなりません。プロデューサーの息子がされたことは、まず中小の出版社に親の過去の実績から新連載を獲得することだったのです。

もし、資料から情報を取りまとめてもボツになればその時間は無駄になります。まず、新連載を取ることから始めたのです。

・1年半かけて、資料集めと研究をして得た最初の報酬が150円。時間をかけたからよいものができたり、売れるものができるわけではないということ。

・一晩で80ページを書き上げる一流の漫画家。最高のコンテンツづくりの方がいる。私も著者のお父上を尊敬しました。

・父が好きで得意とするホラーのカテゴリーの漫画を書くようにした。

評価

• おすすめ・・・★★★★☆
  読みやすさ・・★★★★☆
  学び・・・・・★★★★☆

漫画家の必読書！

連載のない父と組んでから、幾度もの失敗を味わい、大ヒットを産み出し、ヒット作を継続する方法まで漫画家の自伝のように話は進みつつ、漫画を売るノウハウがしっかり解説されている教科書です。

著者の作品が好きな方やこれから連載を取りたい漫画家は本書をきっかけに成果をあげられるようになる超有益な本です。

名言

• キャラクターが死んでるぞ
  ハリウッド流マーケティング術 師匠の教え　できないことを無理にやらせるな　P64
  
  狂気のない映画は世界を征服できない　P66

さいごに

さすがプロ、ストーリーがつくり込まれてます。

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