2025/06/27 (更新日:2025/06/27)
はじめてのUXデザイン図鑑
- 超有益なUXデザイン入門書
はじめてのUXデザイン図鑑
著者:荻原昂彦 (著), 発行元:BOW&PARTNERS (その他), 発売元:中央経済グループパブリッシング (その他)
出版:2023年3月
長さ:312ページ
出版社:中央経済社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、製品やサービスを通じてユーザーが得る体験を設計することです。使いやすさ、感情的満足、デザイン、操作性などが含まれます。良いUXはユーザーの満足度やリピート率を高め、企業の価値向上にもつながります。
我々は、インターネットでたくさんの情報に触れたことで、モノ、情報、メリット、有益さ、スペックなどでは商品の購入にいたらなくなりました。
すべての商品がサービス(体験化)となっており、顧客にどれだけ価値を感じてもらい、商品を通した素晴らしい体験を与えられるかが求められてます。
本書では、ユーザーを深く理解し、信頼と感動を生み出すため、「人を動かす技術」を学ぶことができます。
【このような方におすすめ】
・UXの基本をやさしく学びたい方
・ビジネスにUXを活かしたいと考えている方
・デザインや開発だけでなく組織全体でUXを考えたい方
・顧客満足度やリピート率を向上させたい方
・プロダクトやサービスの体験価値を高めたい方
・図解や事例で直感的に理解したい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、株式会社Toikake Studio 代表取締役です。
自動車、IT企業、銀行、食品、飲料、不動産などにUXデザインや新規事業開発を支援されてます。
グロービス経営大学院(MBA)成績優秀修了者(成績上位5%以内が対象)であり、GoogleハッカソンでSony賞(グランドアワード)受賞されてます。
本書を読むと、UXの基本から設計までできるようになります。
本書から学んだこと
UXデザインは、マーケティングの世界だけでなく、すべての人に必要なスキルとなりました。なぜなら、社員でも、顧客でも、価値提供の形が物質から体験に変わったからです。
UXデザインは、脚本づくりから入ります。彼らが困りごとを抱えてからペルソナでどのような人生を歩んできて、どのような解決策を試してきて、我々の商品にたどり着くのか。
そして、どんな場面で感動し、どんな瞬間に信頼を寄せてくれるのか。それを物語として描くのがUXデザインの本質です。つまり、便利な機能を並べるのではなく、「人の感情の旅路」を設計することが重要なのです。
この視点に立つと、どんな商品やサービスも「物語を届ける手段」に変わります。UXデザインとは、機能を超えて、人の心に深く届く体験を演出するための設計であり、それはすべてのビジネスパーソンに求められる力となってきています。
本書では、UXデザインを描くための脚本づくり5つのステップと体験エッセンス22のパターンには合計60の事例が紹介されてます。
「この体験はおもしろい!」と思うような事例が多数掲載されてます。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(基本が抑えられて、とても有益!)
読みやすさ・・★★★★☆(P300超えでもさらっと読める)
学び・・・・・★★★★☆
第一部の導入編でUXデザインの基本やなぜ必要なのか学び、第二部の図鑑編でノウハウと事例を知り、第三部の導入編で具体的にどうやって、ビジネスに落とし込むかが書かれてます。
300ページ超えて、本のサイズも大きいですがさらっと読めるほど、文章が読みやすいです。
本書は、UXデザインに関して入門者でもわかるようになっている超有益な本です。
さいごに
60事例は、驚きました。どれも、知らない事例だったので学びになります。
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