2025/06/09 (更新日:2025/06/09)
未来に先回りする思考法
- 点ではなく、線で未来を予測する。
なぜ、彼らには線が見えたのか。
未来に先回りする思考法
著者:佐藤 航陽
出版:2015年8月
長さ:254ページ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
なぜ、人は未来の予測を外してしまうのでしょうか。
それは、「今、目の前で起きていること」だけを基準に未来を考えてしまうからです。新しい製品や技術が登場すると、多くの専門家たちは自らの知識と経験をもとに否定的な見解を口にします。しかし、その予測は驚くほど高い確率で外れていきます。
そして、現代では、「AIは意思を持つことができない」「自ら動くことはできない」といわれています。では、なぜ一見もっともらしい予測がことごとく外れるのでしょうか。
それは、人間の理解が現実のほんの一部しか捉えていないからです。仮に未来を正確に予測するには10の情報が必要だとしたら、人はそのうちの1〜2程度しか理解していません。にもかかわらず、「すべてを把握している」と錯覚してしまう。だからこそ、誤った予測をしてしまうのです。
世の中には、正確に未来を読み取り、製品やサービスを生み出して成功する人たちもいます。
本書では、社会が進化するパターンをもとに、市場の変化を読み解く力を身につけることができます。短期的なトレンド予測はもちろん、数十年先の未来まで見通せるようになるでしょう。
【このような方におすすめ】
・未来の動きを先読みし、ビジネスのチャンスを掴みたい方
・専門家の意見に違和感を覚えることがある方
・トレンドに流されず、本質的な変化を見極めたい方
・成功するアイデアを見つけるための視点を身につけたい方
・「なぜ予測が外れるのか」に疑問を感じていた方
・数十年先を見据えた思考力を鍛えたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8カ国に展開。2015年に20代で東証マザーズに上場。累計100億円以上の資金調達を実施し、年商200億円規模まで成長。
米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人「Under 30 Asia」や「日本を救う起業家ベスト10」に選出
本書を読むと、将来の市場予測を当てられる確率が上がります。
本書から学んだこと
なぜ、未来が予測しづらくなったか。それは、インターネットによって未来に到達する時間が圧倒的に早まったからです。
それによって、計画を立てている間に計画が効果を失うほどのスピード感となってます。その結果、計画を立てずに実行していった方がよいとまでなってます。
本書では、そのようなスピード感ある未来を予測する考え方が紹介されてます。
- ・現在という点から線を引いて未来を予測する
・イノベーションは差し迫った必要性で産まれる
・数値化できなかった他者の注目(フォロワー)が価値となった など
評価
- おすすめ・・・★★★☆☆(勉強になるが、なぜかつかみどころがない)
読みやすさ・・★★☆☆☆
学び・・・・・★★★★★
Amazonレビューで1800件を超える大ヒット作です。ネットが始まってから現代までを論理的に説明されてから、持論を解説されているのは勉強になります。
素晴らしい視点で解説されているのですが、学びにはなるもののなぜか感動は得られず。
著者は、実績もありますし、論理もしっかりしているのだけれど、なぜか本書を読んでいるときに雲をつかむような感覚を感じることがありました。
さいごに
著者の動画では説得力がありますし、本書は市場予測で素晴らしい本です。
出版の2015年に分散型の到来について書かれていたのも未来予測の感覚が秀でているのですが、なぜかつかみどころがない。なぜこのような感覚になるのかもわからないです。
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