2025/06/03 (更新日:2025/06/03)

デフレ時代の逆風でも必ず勝てる超心理マーケティング!

書評

  • 不況になるとなぜ物が売れないのか?

デフレ時代の逆風でも必ず勝てる超心理マーケティング! モノが売れない時代に勝つ!
著者:鈴木 博毅
出版:2003年1月
長さ:170ページ
出版社:PHP研究所

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、経済社会という第三の大きな視点から事業者をみて、どうやったらうまくマーケティングできるのかを解説した本です。

不況になって物が売れず、儲からなくなっているはずなのに、大忙しで毎日残業してタクシー帰りな人たちがいます。

このような違いは、どうして生まれるのでしょうか。

不況になったとき、世の中からお金がなくなっているわけではなく、今まであったところから他のところに移動しただけだったのです。

そして、不況でも商売に成功してる人たちは、消費者の購買行動からお金の流れを読む力があるのです。

本書では、売るテクニックよりも物を売る考え方について解説した本です。

【このような方におすすめ】
・不況になると売上が落ちる理由を根本から理解したい方
・値下げやセールに頼らずに売上を伸ばしたい方
・景気に左右されずに安定してビジネスを成長させたい方
・顧客の買いたい心理を深く読み取りたい方
・売れる人と売れない人の違いをマーケティング視点で知りたい方
・感覚でなく「本質」で勝負したいマーケター・経営者

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、広い視点からマーケッターをみることができます。

本書から学んだこと

世の中には、驚くほどに同じサービスがあふれかえってます。

会社が同じ方向を向いて、サービスを提供して、同じようなメリットを提示する、だから、競争に巻き込まれてしまいます。すると、たくさんのライバルがいるので商品は売れづらくなるのです。

  • ・他社と同じことを言って似たサービスを提供すれば競争に巻き込まれる
    ・競争に巻き込まれた会社が儲かることはない
    ・儲からない会社は儲かっている会社が持つ独自性がわからない
    ・教科書のマーケティング理論が現実で使えないのは「消費者の絶えざる進歩」
    ・お客は愚かではないから、刺激の強い広告には慣れる

うまくいっている会社が理解している独自性や特性を本書では解説してます。

評価

  • おすすめ・・・★★★☆☆(広い視野の客観的視点が身につく)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★☆☆

本書の素晴らしい点は、社会の厳しさを教えてくれる本であり、その解決策を広い視野で解説した本です。

本書は2003年に書かれたものであり、現代のデジタル化やSNS時代のマーケティングとは背景が異なります。そのため、一部の表現(たとえば「勝ち組・負け組」など)には、現代では違和感を持つ方もいるかもしれません。

ただし、本書が伝えている「お金は消えるのではなく、流れを変える」という視点や、「人の心理に着目する」マーケティングの本質は、今の時代にも通じるものです。

景気の波に流されず、どのようなときでも必要とされる価値をどう届けるか。その「考え方の軸」を身につけるための本です。

さいごに

表現が強いかもしれませんが、広い視野が身につきます。

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