2025/05/12 (更新日:2025/05/12)

好きなものを「推す」だけ。共感される文章術

有益

  • 推すことは、自分のすきを知ること

好きなものを「推す」だけ。共感される文章術
著者:Jini
出版:2020年5月
長さ:224ページ
出版社:KADOKAWA

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、推し活の素晴らしさを教えてくれて、推すことを広めるための文章術が学べる本です。

推しとは、自分が特に好きで応援している存在を指す言葉です。

推しには、すごい力があります。売れなかった商品が推しのおかげで完売したり、無名だったアーティストが一夜にしてスターへと駆け上がることもあります。その背後には、ただの消費者ではなく、愛を持って応援するファンたちの力が働いているからです。

著者は、ネットのヘイトや煽る発言に対してNOといっており、推しの道具として、使うべきだと提唱してます。

推しのためなら、どんな小さな努力も惜しみません。その熱量は、時にブームを生み出し、社会現象にまで発展することがあります。SNSでの投稿、ライブでの声援、グッズ購入や口コミなど、その一つ一つが「推し」を支える大きな力となり、魅力的な価値となり、新たなコミュニティをつくります。

推しをうまく発信できるのがSNSです。推しは一人の活動ではなく、共感を呼び込み、生産を産み出すことができるのです。

本書では、推しを広げる文章術や推しがいかに素晴らしい活動であるか語られてます。

【このような方におすすめ】
・推し活をもっと楽しみたい方
・好きなものへの情熱を言葉にしたい方
・SNSで推しを広めたい方
・共感を生み出す文章術を学びたい方
・ポジティブな応援文化を広めたい方
・推しの力で世界を変えたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、

ゲームジャーナリスト、批評家、編集者です。2014年にブログ「ゲーマー日日新聞」を立ち上げ、2500万PVを達成されました。

noteは、フォロワー24000人突破し、ゲームメディアの副編集長を務められており、メディア出演もされてます。

本書を読むと、推しという文化と推しがマーケティングの強い後押しをしていることがわかります。

本書から学んだこと

情報があふれるインターネットのなかで、ユーザーが信頼できる情報をどのように選び取るかは、大きな課題です。アルゴリズムや広告に左右されがちな情報環境において、本当に信頼できる情報源は限られています。

その限界を突破する方法が「推し」です。メディアやネット広告よりも、個人のリアルな感動や共感が詰まった推しは、より強力で信頼できる情報となります。推しは、新しい価値を生み出す力を持ち、その熱量が時にコミュニティを作り、社会現象さえ引き起こします。

推しは、令和で生き残るために最も重要なスキルになりつつあります。なぜなら、推しは単なる好きを超え、新しい価値を生み出す力を持っているからです。

自分の好きなものを発見し、それに感動し、その気持ちを発信することで共鳴が生まれます。この流れが、個人の影響力を強化し、コミュニティを形成する基盤となります。推しは単なる趣味ではなく、時に社会現象さえ巻き起こす強力なエネルギーです。

著者は、かつてはブログを書いてもなかなか読まれない日々が続きました。しかし、自分が心から好きなゲームを「推し」として発信し続けた結果、その熱量が共感を呼び、1000万回という膨大な閲覧数を達成されました。

その後、週に1回の記事に切り替え、4年間で目標の2倍となる2000万回の閲覧数を記録しました。

この成功の裏には、発見、感動、発信、共鳴というシンプルながら強力なプロセスがあります。好きなものに気づき、その感動を発信し、それが他者と共鳴することで、想像以上の影響力を持つようになるのです。

この流れは、単なる情報発信ではなく、熱意がコミュニティを育て、時に社会を動かす力となることを証明しています。現代において「推せる人」が求められる理由が、ここにあるのです。

評価

  • おすすめ・・・★★★★☆(「推し」を推している著者の熱量が素晴らしい)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★★☆(「好き」をマーケティングに変える)

本書では、「推し活」の素晴らしさとその正当性が語られており、推すことに対する自己肯定感がすごく上がります。

また、推すことがマーケティングで重要な立ち位置であることを教えてくれます。

名言

  • 宣伝する時代から、宣伝してもらう時代へ P46

    何かを本気で好きになれるのは、才能だ P193

    推すことは、自分を知ること P218

さいごに

本書に共感します。

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