2025/05/09 (更新日:2025/05/09)

超人気キラーブランドの始まりは、路地裏の小さなお店から・・・

有益

  • 熱狂を巻き起こす隠れた名ブランドはつくれる!

超人気キラーブランドの始まりは、路地裏の小さなお店から・・・
著者:岸★ 正龍
出版:2004年10月
長さ:253ページ
出版社:フォレスト出版

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、知名度は低いものの強いブランド力を持つ存在を「キラーブランド」と定義し、その特性や成功の秘訣について解説した本です。

モンキーフリップ(MONKEY FLIP)は、名古屋発の個性的なアイウェアブランドで独創的なデザインと大胆なスタイルが特徴です。ストリートカルチャーやロックが好きな人や、個性を大切にするメガネ愛好者から高い支持を得ています。

アイウェアブランドとは、メガネやサングラスなどの「アイウェア(eyewear)」を専門にデザイン、製造、販売するブランドのことです。

著者は、資金、人脈、ノウハウ、能力がないなかから、モンキーフリップという地方で有名なブランドを立ち上げることに成功しました。

地方で成功したメガネ屋というイメージですが、日に10本売れればよい方のメガネ業界で日に100本売り、売上100万円/日を達成するほどです。

チラシ、DM、ニュースレターなどの発行することなく、モンキーフリップというブランドで顧客が顧客を呼び込んでくれる仕組みができているのです。

そして、ビジネスを心から楽しんでいる著者が同じ思いをしてほしいということで本書が書かれました。

【このような方におすすめ】
・ブランドをゼロから立ち上げたい起業家
・独自のポジショニングで市場に挑戦したいマーケ担当者
・小さな規模でも大きな影響力を目指すビジネスオーナー
・競争が激しい市場で独自の存在感を出したい方
・顧客との強いつながりを築きたいと考えている方
・認知度に頼らずブランド力を高めたい中小企業経営者

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、1社や1商品で強いブランドをつくる方法がわかります。

本書から学んだこと

本書で紹介されているキラーブランドは、一般的な認知度は低くても、特定の市場やコミュニティで圧倒的な支持を集めるブランドのことを指してます。

独自の価値観や世界観を持ち、顧客との強い結びつきを築いていることで、ブランドへの強い愛着や共感が生まれ、競争が激しい市場でも安定した地位を確立することができます。

たとえば、知る人ぞ知るお店に熱狂的なファンが集まるのはまさにキラーブランドです。メリットは、顧客数が少なくても、一人当たりの支払い単価が大きい、または購入頻度が多くなりやすい傾向があります。熱狂的なファンが紹介者を連れてくるので、新規が集まりやすいしくみになってます。

キラーブランドをつくる方法も解説されており、商品の開発はゴリゴリにこだわること、一人を満足させるターゲッティングで商品のアップデートを欠かさないことなど、商品開発から売るところまでアドバイスがあります。

その中でもすごいと思ったことは、P178の「100箇所の修正を目指しましょう」です。頭の中で思い浮かんだことは、なかなか実現できないものです。

そこで、こだわりやイメージはおいといて、お客様が満足する視点で100個を目標に修正するということです。また、その期間で最低でもマーケティング本を100冊読むということです。それだけ読めば成功できそうです。

評価

  • おすすめ・・・★★★☆☆(強みやブランドをつくりたい方向け)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★☆☆☆(月100万円を稼ぐブランドをつくる)

本書は、ブランドを立ち上げたい起業家や、小さな規模からでも強い存在感を持つブランドを育てたい人にとって、多くの気づきを与えてくれます。

本書のおすすめは、著者の大胆で破天荒な行動力や、徹底したこだわりが随所に感じられることです。

その一方で、単に情熱だけでなく、論理的な思考と戦略的なアプローチも兼ね備えている点が印象的です。ブランドを「好き」で終わらせず、具体的な成果につなげるためのステップが明確に示されてます。

名言

  • 同一カテゴリーの中では最初に登場したブランドが圧倒的に強い P137

さいごに

すごく論理的だけれど、最後に気合いで乗り切るところがすごく好感が持てます。

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