2025/04/27 (更新日:2025/04/27)
会わなくても”指名”される トップ販売員のInstagram力
- 人間力の高さ=インスタグラム力
会わなくても”指名”される トップ販売員のInstagram力
著者:艸谷 真由
出版:2021年3月
長さ:256ページ
出版社:大和出版
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
まえおきと感想を先に書きます。
本書は、インスタグラムを始めたいけれど忙しくて手を出せないアパレル販売員向けに書かれた本ですが、販売員に限らず、すべてのインスタグラマーの深い学びとなります。
なぜかというと、インスタグラムのテクニックや販売手法の効果だけでなく、著者自身の人間力の高さも伝わってくるからです。
著者は、アパレル販売員のときに入社3ヶ月で200人の販売員で月間個人売上1位を獲得。社内で最も早いスピードで店長に就任されてます。退職後にインスタグラマーとしても収入を得ています。
これらは、高いテクニックがあるように思いますが、著者の人間力ではないかと思いました。
本書では直接「人間力」について語られてはいませんが、アパレル販売員の気持ちに寄り添う一貫した姿勢と、的確な方法論を示す思考力から、私はこの本を著者の人間力を学ぶべき一冊だと受け取りました。
【このような方におすすめ】
・販売力を高めたいアパレル販売員の方
・SNSを活用して売上アップを目指している方
・インスタグラム運用の基礎から実践まで学びたい方
・顧客との信頼関係を短期間で築きたい方
・人間力をにじませる発信に興味がある方
・自分自身で指名される力を身につけたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、Instagramに特化した支援会社である株式会社grams 代表取締役です。
百貨店公式インスタアカウントのプロデュース・デイレクションをアパレルブランドや商業施設でSNS 研修行っており、大学や服飾専門学校でも講義。
『「こだわり」が収入になる!インスタグラムの新しい発言メソッド』は、翻訳版が台湾・香港でも発売されました。
本書を読むと、販売員が自分で服を売れるインスタグラマーにまで成長できます。
本書の内容
売上ノルマの達成が難しい。会社から突然、SNSをやるように言われた。そんな悩みを抱える販売員に向けて、本書は書かれました。
『会わなくても”指名”される トップ販売員のInstagram力』は、インスタグラムを始めるための心構え、考え方、仕事術を、わかりやすく教えてくれます。
「日々の業務で忙しくてインスタなんて無理」と感じる方でも、どうすれば無理なく続けられるか、その答えもきちんと用意されています。
ファッションインフルエンサーよりも、販売員の方が商品に詳しい。だからこそ、販売員がインスタグラムを使えば、工夫しだいで驚くほど早く、顧客との心の距離を縮めることができるのです。
本書では、すぐに実践できるインスタグラム活用が48の方法論で紹介されています。日々の投稿を通じて、顧客は商品を頻繁に目にするようになり、やがてインスタを通じて商品の取り置きや通販依頼が届くようになります。
結果、来店数に売上が左右される働き方から卒業できる。そんな未来を、リアルに描いている一冊です。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(文章からにじみ出る人間性がおすすめ)
読みやすさ・・★★★★★(すらすら読める)
学び・・・・・★★★★☆(効果の高い方法が紹介されている)
本書の素晴らしい点は、何より販売員の気持ちに深く寄り添ってくれているところです。
まるで横に連れ添って支えてくれているようで、もし私が販売員だったなら、きっと著者にアドバイスをお願いしたくなっていたでしょう。
1章を読み終えたとき、一瞬「もしかして宣伝本なのか?」と疑いましたが、2章からは本格的にインスタグラムによる集客テクニックが始まりました。
たとえば、商品名で検索してくる人は顧客になりやすいこと、推したい商品をズームして見せる工夫など、実践的で学びの多い内容が続きます。
紹介されているノウハウも、単なる思いつきではなく、効果がきちんと体系化されています。しかし、それ以上に強く感じたのは、テクニックや方法論の奥に流れている、著者自身の人間力の高さです。
単なるスキル本ではない、温かさと実力を兼ね備えた本だと感じました。
名言
- 「あなた自身」のファンになってもらえる場所 P22
磨いてきた接客トークは「投稿文」で伝えよう P124
さいごに
インスタグラムがテクニックではなく人間力であることを、人間力を語らずに教えてくれてます。
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