2025/04/20 (更新日:2025/04/20)

ニューポジショニングの法則 勝つブランド負けるブランド

有益

  • 成功は、ポジショニング
    成功の継続は、ニューポジショニング

ニューポジショニングの法則 勝つブランド負けるブランド
著者:ジャック トラウト (著), Jack Trout (原名), 新井 喜美夫 (翻訳)
出版:1997年11月
長さ:268ページ
出版社:東急エージェンシー

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、ポジショニングで成功したあとに、変化し続ける市場でどう対応すると生き残れるかを教えてくれる本です。

【ポジショニングとは】
ポジショニングとは、商品やサービスをお客様の心のなかに、どのような位置づけで存在するかを設計する方法です。

それは、顧客の心のなかに、自分の居場所を築くことです。商品に直接働きかけるのではなく、市場にいる人々のマインドを占有する戦略です。

時代をつかんだポジショニングで勝つことができても、競合は増え、顧客の価値観は移ろい、テクノロジーは日々進化していくので、そのままでは生き残り続けることは難しいです。

そんななかで企業がその場にとどまってしまえば、「あのブランド、最近聞かなくなったね」と忘れられてしまいます。

そこで必要なのが、「ニューポジショニング」です。

一度つかんだ場所に満足するのではなく、変化に気づき、戦略を進化させ、ふたたび顧客の心に居場所をつくること。

ひとことでいうなら、時代をつかむのはポジショニング。時代に合わせるのはニューポジショニングです。

本書は、情報過多の現代において、いかに人々のマインドに届き、選ばれ続ける存在であり続けるかが解説された本です。

【このような方におすすめ】
・かつて築いたブランドが、いま通用しなくなってきたと感じる方
・選ばれているのに、なぜか売れ続けない理由がわからない方
・市場の変化に追いつけず、戦略を見失いかけている方
・“伝える力”には自信があるのに、なぜか心に届かないと悩む方
・競合との差別化が難しく、埋もれてしまっていると感じている方
・一度の成功で終わらせたくない、長く愛されるブランドを育てたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、世界的に知られるマーケティングの戦略家です。米国コネチカット州でマーケティング・コンサルタント会社を経営。米国を代表する数々の企業のコンサルタントを行っている。

1969年ポジショニング・コンセプトを世界で初めて提唱した方です。「マーケティング22の法則」など多数執筆されており、世界15カ国で翻訳され、ベストセラーにもなってます。

本書を読むと、事業成功したあとに成功を続ける方法がわかります。

本書の内容

ポジショニングとは、顧客の心のなかに自分の居場所を築くこと。

それは、商品への働きかけではなく、市場にいる人々のマインドを占有することです。

本書では、新しい市場変化を取り入れるために、続編としてポジショニングの見直しをするために執筆されました。

ポジショニングを成功させるために顧客のマインドに働きかけるために、マインドがどのように情報を取り入れ、蓄え、拒むのかの仕組みを解説してます。

たとえば、市場で失敗する企業には、共通点があります。それは、「市場のマインドで自社の焦点を失っていること」、そして「市場の変化に気づかず、動けなくなっていること」です。

市場が変化したとともに、企業が前進するためのアイデアやポジショニングが取らなくてはなりません。

このような問題に直面した企業がポジショニングを修正するために「リポジショニング」が取られます。

本書は、全21章でマインドの働きかけ方、ポジショニングの成功後に訪れる市場変化に対応したリポジショニングの取り方と事例、実践的なポジショニング戦略について解説されてます。

我々のマインドは、常に攻撃にさらされてます。それは、情報過多という状況です。そして、情報は増えれば増えるほど、混乱を与えます。

そして、現代では人間のマインドでは到底処理できないほどの情報が発信されており、年々事態は悪化していく傾向にあります。そのような状況でポジショニングを取らなければならない。

ポジショニングを取った企業でも、市場が変化したら、リポジショニングを避けられません。

評価

  • おすすめ・・・★★★★☆(次の成功ができるか不安な方におすすめ)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★☆☆

脳科学や心理学から人間の脳のメモリーについて科学的な解説されており、ポジショニングの信ぴょう性を上げる本です。

本書を読むと、「なぜ、成功した企業が消えていくのか」がわかり、「どうしたら、次の成功を産み出せるのか」を発想するヒントが得られます。

名言

  • マーケティングの究極の戦場はマインド P2

    コークは自らを「本物」と呼ぶことより、コーラを発明した伝統を利用している P55

さいごに

リ・ポジショニング戦略」も読むのありです。

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