2025/04/12 (更新日:2025/04/12)

繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい

書評

  • 「やらないこと」が本質的な価値につながる!

繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい
著者:阪本 啓一
出版:2015年3月
長さ:221ページ
出版社:日本実業出版社

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

「なんでもやります」は、もう通用しない。

気づけば、自分たちが「誰のために、何をする会社なのか」すら曖昧になっていませんか?

かつて繁盛を手にした企業たちは、最初に「やるべきこと」を決めただけではありません。

同時に、「やらないこと」を明確にしたのです。やらないと決めることは、捨てることではなく、選ぶこと。

本書は、中小企業が独創性、革新性、差別化を兼ね備えるために、「やらないことを決める」ことを解説した本です。

【このような方におすすめ】
・何でも手を広げてしまう方
・強みや差別化がない方
・やることばかり決めている方
・やらないことがないことが強みな方
・いつも忙しい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、経営者であり、著述家、経営コンサルタントです。経営コンサルティング会社の株式会社JOYWOW創業者です。

セス・ゴーディンの「パーミションマーケティング」などの翻訳をされており、執筆も多数。

本書を読むと、「やらないこと」を決めるきっかけになります。

本書の内容

多くの企業は、「何をやるか?」を決めてなんでも屋になりがちです。そうすると顧客は、何を提供している会社なのかわからなくなります。

とがった会社は、何をやるか、と同時に「何をやらないか」も決めてます。なぜなら、やらないことによって、「強み」がみえてくるからです。

それが自分のビジネスが提供する本質的な価値につながります。

学んだこと

・お金も何にかけて、何にかけないかを決めること

・社長は月に1回「原点に返る時間を持つこと。自分は何をしたかったのか自問自答して、次の行動の施策にすること。

評価

  • おすすめ・・・★★☆☆☆(最初の30ページ)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★☆☆☆☆

良い点と残念な点があります。

良い点は、最初の30ページは刺さりまくります。中小企業は、資源が限られているので「やらないこと」をいかに決めるかが本質的な価値になるということ。

残念な点は、そこを過ぎてから、話が広がってしまったことです。

最初の30ページを読んだとき、すごい良書だと思いました。しかし、そこを過ぎてから何を伝えたいのかがわからなくなってしまいました。

そのまま、何をやらないのかを言及いただけたら、とんでもない良書だったのではないかと思ってます。

名言

  • できることを絞りに絞ることだ P22

さいごに

もし、本書に「やらないこと」を適用したなら、個人や小さい会社向けに何を解説しないか?が決まっていたとしたら、すんごい本になっていたのではないかと思いました。

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