2025/04/11 (更新日:2025/04/10)
トライブ: 新しい“組織”の未来形
- 「グループ」→「トライブ」
決められた集団から共通の価値観で集まる人々に!
トライブ: 新しい“組織”の未来形
著者:セス ゴーディン (著), 勝間 和代 (翻訳)
出版:2012年7月
長さ:190ページ
出版社:講談社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書を一言でいうと、「オンラインサロン」が流行ることを予言した本です。
本書は、「共感でつながる小さな仲間たち」が世界を動かす時代の、マーケティングとリーダーシップの新しいかたちを書いた本です。
誰かの想いに共鳴して自然に集まる“小さな仲間たち”をトライブと呼びます。
Tribes(トライブ)とは、日本語訳で部族という意味です。グループとは、決定的に違う点があります。
- グループ:偶然に同じ電車に乗り合わせた人たち
トライブ:同じゴールを目指してマラソンを走る仲間
トライブは、共通の価値観やビジョンを持ち、感情的な結びつきでつながり、自ら発信し、広げていく人々の集まりです。
たとえば、「Think Different」に共感したAppleユーザーの中でも初期からのMacファンや動物愛護から食生活に選択を持つヴィーガン、田中敦彦やホリエモンなどの好きな有名人のオンラインサロン、小さいもので昭和家電マニアもそれにあたります。
マスマーケティングの時代は、SNSによって終わりを告げました。「好き」に集まる小さなトライブに向けて発信し、育てていく時代。
トライブをつくるための“火種”は、あなたが信じるものを語ること!それが人々に共感を与えて動かします。
【このような方におすすめ】
・想いに共感してくれる仲間がほしい方
・フォロワーでなく“共に進む人”を求める方
・大きな組織に馴染めず、本音でつながりたい方
・情報ではなく「価値観」でつながりたい方
・好きを発信し、誰かの勇気になりたい方
・誰かの「きっかけ」になりたいと願う方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、マーケッターであり、アメリカで最も影響力のある作家・ブロガーです。
著者のブログは、毎日更新で数百万人に読まれており、世界で人気のあるブログです。18冊の著書はベストセラーで35カ国語以上に翻訳されてます。
【良書】
・THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす
・トライブ: 新しい“組織”の未来形
【有益】
・「紫の牛」を売れ!
・ダメなら、さっさとやめなさい! ~No.1になるための成功法則~
本書を読むと、トライブがわかり、トライブをつくり出す出し、新しい収益を産み出すことができます。
本書の内容
本書は、トライブにマーケティングして、トライブをまとめるリーダーシップを得る本です。
- ・人間には、何かに属したいという衝動がある。同じ目的や価値観の人と幸せを感じたい。
・地理の問題でニッチは集まることができなかった。それを可能にしたのがネットやSNS。
・トライブは、ニッチであればあるほど仲間が濃くなり単価が上がりやすくなる。
・マーケチングは、商品やサービスのPRや広告からトライブに変わっていく。
・衰退する産業は、トライブがなかった。そして、トライブのない会社も厳しくなっていく。
まさにオンラインサロンやコミュニティを先行で解説した本です。
評価
- おすすめ・・・★★★★☆(ニッチなコミュニティを作りたい方に!)
読みやすさ・・★★★★★
学び・・・・・★★★★☆
読めば読むほど、オンラインサロンを予測していた本です。
ネットが盛んになり始めてから、ニッチなコミュニティが盛んになっていましたが、セス・ゴーディン氏の提唱するリーダーシップにまで見えていた方も少ないのではないかと思います。
さいごに
オンラインサロンがうまくつくれない方におすすめです。