2025/04/08 (更新日:2025/04/08)
トヨタのPDCA+F 世界No.1企業だけがやっている究極のサイクル
- 究極のものづくりPDCA
トヨタのPDCA+F 世界No.1企業だけがやっている究極のサイクルの回し方
著者:桑原晃弥
出版:2016年10月
長さ:199ページ
出版社:大和出版
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、トヨタ式のPDCA+Fで会社の競争力を高める本です。
「始めたことはやり切る。中途半端にしない。フォローを怠らない。」これがトヨタ式です。
世界ナンバーワン企業となったトヨタの個人と組織の具体的な活動と考え方がわかります。
【このような方におすすめ】
・やりっぱなしのPDCAに限界を感じている方
・トヨタの“やり切る力”を自分や組織に取り入れたい方
・成果を出す人の行動・思考パターンを知りたい方
・「フォローが甘い」と指摘されたことがある方
・PDCAをまわしても改善が続かないと感じている方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
本書を読むと、フォローによって組織が学びつづける仕組みが生まれ、改善が止まらない力に変わります。
本書の内容
トヨタ式のPDCA+Fには、特徴があります。
プラン(P)では、問題をみつけて、時間をかけて検討します。それには、問題に対して、何度も「なぜ」を繰り返して、本当の原因をみつけるのです。プランに時間を使うからこそ、解決策がみつかり、定期的に起こる問題すらも「なぜ」で本当の原因がみつかれば、その問題は起こらなくなります。
実行(D)では、まずやること!情熱を伝えて、人を巻き込みとことんやること!そして、やり切る!PDCAは、組織や市場などの大きなものを巻き込みますが、最初から大きくやると反発があるので、大きなPDCAの中で無数の小さいPDCAをつくり、成長させていくのです。
トヨタ式では、評価(C)と改善(A)を一つの工程としてみやすく、PとDの工程をよく観察して、失敗は前向きに改善し、成功は計画通りに行われたかをチェックします。評価の結果から、改善策がみつからなくても、困ることで知恵がでます。とことん、困らせること!
トヨタ式のオリジナルであるフォロー(F)は、組織や市場に関心を持たせつづけるために成果の情報共有で競争力を高めます。組織を次の段階にステップアップします。
本書では、PDCA+Fについてもっと詳しく解説されてます。
評価
- おすすめ・・・★★★☆☆(著者がトヨタに詳しくて、PDCAとの組み合わせが新しい視点)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★☆☆☆
特にFのフォローは、PDCAの情報共有を組織で行うという「一歩先」を進んでいるところが素晴らしいです。
また、著者がトヨタについて詳しいことも学びになります。
名言
- D・・・反対や障害があっても断行する。 P58
人づくりとはフォローし続けること P182
さいごに
世界ナンバーワン企業となったトヨタのものづくりがフォロー(F)から成り立っていることがよくわかります。
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