2025/03/29 (更新日:2025/03/29)
ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
著者:クリス アンダーソン (著), Chris Anderson (原名), 篠森 ゆりこ (翻訳)
出版:2006年9月
長さ:302ページ
出版社:早川書房
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、ヒット商品だけが成功する時代から、世の中に埋もれていたニッチ市場を築く、その本質を解き明かすロングテール戦略の一冊です。
ヒット商品を中心に回っている世界で、ヒットは注目の的ではあっても、ヒットの総売上や販売数は減りつつあります。その理由は、ニッチ市場に消費者が分裂しているからです。
私たちはいつの間にか、「大きな数字」や「目立つ成果」だけを成功の証だと信じてしまっています。たくさん売れるもの、みんなが知ってるもの、バズったもの、ランキングの上位にあるもの。まるでそれだけが価値のあるものかのように。
でも、実はその“ちいさな積み重ね”こそが、世の中には“派手じゃないけれど、確かに必要とされているもの”があります。
静かに、でも確実に届いていくものがあります。それが「ロングテール」という考え方です。
派手さはないけれど、ニッチに深く刺さる。少数の「好き」が、どれだけの可能性を秘めているか。その本質に触れていきます。
【このような方におすすめ】
・ヒットを出せず、自信をなくしかけている方
・たくさんの人に届けられないもどかしさを感じている方
・“いい商品なのに売れない”理由がわからい方
・SNSのバズやランキングに、心が振り回されている方
・これからニッチな分野でビジネスをしたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、ワイアード誌編集長です。2004年に「ロングテール」という言葉を世に知らしめ、2006年に刊行した著書「ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略」は、世界的ベストセラーとなりました。
その他にも「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略」など、多数ベストセラーを執筆されてます。
2007年、米タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれました。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得。量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学び、ロス・アラモス研究所の調査員を務めました。
ネイチャー誌とサイエンス誌に6年間勤務。その後、英エコノミスト誌の編集者。
本書を読むと、なぜGoogleやAmazonなどの大手IT企業が成功したのかの理由が明確にわかります。
本書の内容
ロングテールとは、商品やサービスの販売において「売れ筋ではないが、少数ずつ売れ続ける膨大な種類の商品」の積み重ねが、全体の売上の大きな割合を占める現象のことです。
2004年に米国のWIRED誌の編集長だったクリス・アンダーソンが提唱した概念で、AmazonやNetflixのように在庫制限がないデジタルプラットフォームでよくみられます。
図にすると、縦軸が売上数でに横軸に商品(左=ヒット商品/右=ニッチ商品)が表示されます。
グラフの左側には売れ筋商品(いわゆるヒット商品)が集まり、右側にはそれほど売れないニッチな商品が「しっぽ(テール)」のように長く続きます。この右側の細く長い部分が ロングテール です。※本書の表紙の図です。
たとえば、Amazonの売上で多くを占めるのはベストセラーではなく、無数のニッチな本や商品から生まれているということ。
YouTubeでは、再生回数が何百万回の動画だけでなく、数百回の動画も積み重なると大きなトラフィックになってます。
マーケティングの観点から見ると、「マス向け」ではなく、「少数の人に深く刺さる」商品やコンテンツが継続的に価値を持つ時代となっているのです。
長期的に見ると、大量のニッチ層を相手にする戦略が利益につながるということです。
もっと噛み砕いて言えば、「ちょっとしか売れない商品がたくさん集まると、ものすごいパワーになる」という発想です。
本書「ロングテール ―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略(クリス・アンダーソン著)」で詳しく解説されてます。
学んだこと
本書を読んでいると、Google、Amazon、Ebayなどの大手IT企業が成功した理由がわかります。
ヒットを生み出すだけでなく、消費者をニッチ市場にアクセスできるようにして膨大な売上を立てていたという事実です。
本来、ロングテールなニッチ商品は一部のマニアにしか売れません。ネットは、その一部のマニアが集えるようになったのです。
もし、ネットのない時代の店舗ならニッチ層向けにビジネスをしたなら、利益を確保することは困難でしょう。しかし、ネットによって、売れることがなかった商品がニッチに刺さり高収益を産み出すのです。
評価
- おすすめ・・・★★★★★(ITで成功する方法がわかる本です。素晴らしい)
読みやすさ・・★★★★☆
学び・・・・・★★★★★(ニッチ商品の売り方は、特に学ぶべきところです)
「ニッチでビジネスをしている方」「これからニッチ商品を売りたい方は、ぜひ一読おすすめします。
あとは、マーケッター必読書です。
さいごに
25か国に翻訳されて売られているだけある素晴らしい本です。
時代の変革の瞬間を鋭く解説されてます。