2025/03/24 (更新日:2025/03/29)

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

書評, 良書

  • 無料の競争に勝ったものが市場を制する!

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略
著者:クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修, 読み手), 高橋則明 (翻訳)
出版:2009年11月
長さ:352ページ
出版社:NHK出版

>>Amazonで購入はコチラ

  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、「フリー(無料)という概念が、いかにしてお金を生み出し、そして市場を動かすのか」を提唱した本です。

ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーに選ばれ、世界25か国以上で翻訳された大ヒット作でもあります。

とりわけ注目すべきは、「デジタルデータは無料になる」「フリーの波は止まらない」といった未来の流れを、本書が的確に予見していた点です。

かつて、ネットが存在しなかったときには、弁護士・税理士・教授・コンサルタントといった専門家に相談するには高額な対価が必要であり、彼らの知識には強い権威がともなっていました。

専門的な情報を得るには、数千円から数万円の教材を購入したり、数十万円のセミナーや個別相談に参加したりする必要があったのです。

しかし、スマートフォンの普及によって、状況は一変しました。新たな顧客を獲得するために、専門家たちは自らの知識をブログやYouTubeに無料で公開するようになったのです。

今では、知識や情報は無料で手に入る時代。そして、その無料の世界でも「質」が求められる競争社会が始まりました。

本書では、「フリー<無料>」という考え方が、ビジネスのなかでどのような役割を果たすようになったのか、その構造と背景を詳しく解き明かしています。

【このような方におすすめ】
・デジタル時代のビジネスモデルを学びたい方
・無料でもお金が生まれる仕組みに興味がある方
・マーケティングや集客に悩んでいる個人事業主・経営者
・ブログやYouTubeなどで発信をしている専門家
・今後の働き方やビジネスの変化を先読みしたい方
・情報商材やセミナーに疑問を持ったことがある方
・SNS時代に価値を生み出す新しいルールを知りたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、ワイアード誌編集長です。2004年に「ロングテール」という言葉を世に知らしめ、2006年に刊行した著書「ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略」は、世界的ベストセラーとなりました。

その他にも「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略」など、多数ベストセラーを執筆されてます。

2007年、米タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれました。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得。量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学び、ロス・アラモス研究所の調査員を務めました。

ネイチャー誌とサイエンス誌に6年間勤務。その後、英エコノミスト誌の編集者。

本書を読むと、「無料」というトピックを詳しく知り、無料の競争での勝ち筋を見つけることができます。

本書の内容

かつて「無料(フリー)」は、販売のための手段にすぎませんでした。20世紀のフリー戦略は、試供品や特典のプレゼントを通じて顧客を惹きつけ、本命の商品を購入させる。いわば「一部を無料にして、全体で儲ける」やり方が主流でした。

しかし、21世紀に入り、その構造は根本から変わりました。とくにデジタルの時代において、ソフトウェアやデータの複製コストは限りなくゼロに近づいています。つまり「フリー」であっても、企業側にとって負担がほとんどない。むしろ無料を前提としたビジネスモデルが、数千万円、数億円という大きな利益を生み出す時代に突入したのです。

いま、私たちは「オンライン=無料」が常識となった社会を生きています。新聞やテレビニュース、音楽配信、ビジネスノウハウ、さらには専門知識まで、かつては有料でしか手に入らなかった情報が、あたりまえのように無料で手に入るようになりました。

本書『フリー』は、「無料」が単なるおまけではなく、収益を生み出す中心的な戦略となった理由と背景を、歴史的な流れとともに解説しています。「フリー」にも多様なバリエーションやスタイルがあり、その使い方次第で、業界やサービスは大きく変化します。

本書のなかでは、無料によって既存の有料モデルがどう崩れていったのかを、音楽、出版、教育、ソフトウェアなどの業界別に具体的に検証。フリーがもたらす未来のヒントが、ここに詰まっています。

評価

  • おすすめ・・・★★★★★(ウェブビジネスで切り離せない無料を知る良書)
    読みやすさ・・★★★★☆
    学び・・・・・★★★★★

素晴らしい良書!

ブログ、動画、SNSなど、ウェブビジネスで無料は切っても切れない関係になりました。その無料というトピックをいち早く広めたのが本書です。

感想は、「よくもまぁ、ここまで歴史からフリーというトピックを拾い上げましたな。」です。各章が一冊のビジネス書になるぐらいのクオリティで特に2章のフリーの歴史はすごかったです。

ビジネスでガンガン実践するための本というよりも、フリーを導入するための一歩として読む本という感じです。

ビジネスのフリーのノウハウだけ知りたい方は、本書の1章と3つの巻末付録だけ読んでもありです。

  • ・巻末付録①無料のルール
    ・巻末付録②フリーミアムの戦術
    ・巻末付録③フリーを利用した50のビジネスモデル

名言

  • 競争市場においては、価格は限界費用まで下落する P227

さいごに

15年経っても学びがすごい本です。

>>Amazonで購入はコチラ

TOP> > > フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略