2025/03/07 (更新日:2025/03/07)

ブックオフの真実 坂本孝ブックオフ社長、語る

書評, 有益

  • シンプル過ぎるブックオフの販売戦略!

ブックオフの真実 坂本孝ブックオフ社長、語る
著者:坂本 孝 (著), 松本 和那 (著), 村野 まさよし (編集)
出版:2003年3月
長さ:2ページ
出版社:日経BP

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、ブックオフコーポレーション株式会社の創業者で当時の代表取締役社長がブックオフについて語った本です。

ブックオフができるまで、ブックオフの販売戦略、経営方法などが紹介されてます。

【このような方におすすめ】
・本が好きな方
・本屋の経営をしたい方
・ブックオフによく行く方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、古本屋経営の一つの成功事例を知ることができます。

本書の内容

ブックオフは、今までの古本屋とは全く違ったシンプルな経営をしています。

たとえば、本の仕入れです。定価の1割以下で仕入れ、売るときは定価の5割ほどで販売します。利幅は、7~8割です。

普通の古本屋は、古書店組合に参加して価格を話し合って決めていたそうです。または、店主の目利きで希少価値を測り価格を決めます。

目利きの利点は、本が売れるぎりぎりの高値に設定して利益を得ることができますが、過去の経験や知識が必要であるので、引継ぎには長い時間を要します。

ブックオフは、定価の半額で販売して、3か月で100円にします。本の仕入れ価格は、「新しい」か「古い」か、「きれい」か「汚い」かの2つの基準しかありませんでした。

希少価値のある本が高値で売れないというデメリットはありますが、バイトやパートが主体でお店を回すため、技術なしで誰でも値段設定ができるのです。

このようなシンプルな経営ができたことで、フランチャイズで成功し、出版当時で701店舗、海外でも店舗展開に成功し、212憶円の売上をあげました。

本書では、ブックオフのフランチャイズを前提とした販売戦略、経営、パートやバイトの仕事など、裏側をみることができます。

評価

  • おすすめ・・・★★☆☆☆(本屋に2章からおもしろいです)
    読みやすさ・・★★★☆☆(1章で退屈を感じました)
    学び・・・・・★★★☆☆(知ってはいてもシンプルな経営手法)

本書は、2章以降はおもしろくて勉強になります。

すみません、辛口コメントをします。1章では、著者が子供の頃からブックオフができるまでが紹介されており退屈でした。

読者は、ブックオフについて知りたいと思うので、2章のブックオフの経営や戦略から入って、1章のブックオフができるまでと著者について書かれたなら、興味を持って読めたと思います。

また、各章のはじめに編集者の「ひとりごと」という2ページがありましたが、それもなぜあるのかがわからなかたったです。

もし、書評をしていなければ、私は「ひとりごと」「1章」「ひとりごと」「2章」でいうと、「1章」で脱落してました。

結論は、「2章」から読むことをおすすめします。

さいごに

坂本孝氏ご本人が離されていることや書かれている本は、素晴らしいのでぜひ手に取っていただきたいです。

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