2025/02/17 (更新日:2025/02/17)

創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか

書評, 選書100候補

  • 創業から300年も商品が売れ続ける「理由」とは

創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか
著者:グロービス経営大学院 (著), 田久保 善彦 (監修)
出版:2014年9月
長さ:227ページ
出版社:東洋経済新報社

>>Amazonで購入はコチラ

  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書では、10代以上が続き、300年以上の歴史があり、50億円以上の売上がある日本が世界に誇る長寿企業を取材し、「生き残ることができた理由」が紹介されている本です。

  • 【日本にある老舗の数】
    創業100年:20000社以上
    創業300年:605社
    創業500年:39社
    創業1000年:7社

世界最古の企業は、日本に存在します。

なぜ、企業を300年も生き残らせることができたのか?

本書の素晴らしい点は、老舗がうまくいった理由を第三者による客観的な視点で書かれていることです。

後継者に取材すると「他も普通にやっている」「お客様第一でやっているだけ」「取材を受けるほどではない」と言われたそうです。

しかし、取材人は彼ら話すことから共通点を見つけ、老舗が生き残ってきた理由を導き出したのです。

【このような方におすすめ】
・マーケッター
・会社経営者
・生きている間、会社を存続したい方
・二代目、三代目と会社を続けたい方
・これから起業する方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、どのような想いや価値観を持ち、変わる時代に商品やサービスを売ってきたのかがわかります。

本書の内容

長寿企業の秘訣:時代を超えて生き残る理由とは

300年以上続く企業の秘訣は、独自のコア能力を活かし、新しい顧客価値を生み出し続けることにあります。

コア能力とは、 独自の能力を活かし、理念やこだわりを変化する時代に適応させながら、商品やサービスを提供し、新しい顧客価値を創出することです。

コア能力は、時代が変わっても通用する本質的な独自の強みであるため、創業300年となるとコア能力を組織で磨き続け300年経っているということです。

成功のポイントは以下の3つ:

  • ①コア能力を自己認知する力
    ②コア能力をベースに顧客価値を再構築する力
    ③コア能力を磨き続ける組織能力 P50

これらを、経営・マーケティング・財務の観点から強化し、時代の変化に適応しながら事業を継続していくことが重要です。

評価

  • おすすめ・・・★★★★★(マーケッターと経営者の必読書)
    読みやすさ・・★★★★☆(読みやすいけどわからない言葉はGoogle検索)
    学び・・・・・★★★★★(中級者、上級者にも深い学びがある)

会社を存続させることができる理由がわかる本です。

本書の素晴らしい点は、老舗企業を取材して「コア能力」のように結論が導き出されていることです。

老舗企業とは、顧客価値とは、経営とは、財務とは、といった疑問に対する回答が素晴らしいほどに学びになります。

マーケティング中級者でも上級者でも、今までになかった価値観を得て、経営スタイルが変わることは間違えありません。

さいごに

経営者は、100年といわないまでも、自分が生きている間は会社を存続させたいものです。

本書でその方法が学べるので、人生の貴重な時間を削ってでも、読むことをおすすめします。

>>Amazonで購入はコチラ

おすすめ記事

おすすめ記事は現在ありません

オファー記事

おすすめ記事は現在ありません

TOP> > 創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか