#マーケティング

書評

• なぜ海外のマーケは日本で通用しづらいのか

日本企業で本当に役立つ マーケティング7つの原則
著者：近藤 隆
出版：2016年10月
長さ：208ページ
出版社：KADOKAWA

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、外資系のマーケティングの本質と日本の老舗企業の成功の秘訣を組み合わせて、著者がみつけたマーケティング7原則を紹介する本です。それを「SAMURAIモデル」と説いてます。

【このような方におすすめ】
・外資と日本の違いを知りたい方
・商人や武士道の日本古来を知りたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

株式会社マルハチ村松企画本部長兼開発本部長。1979年に日本コカ・コーラ社に入社。1985年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。1991年より1994年までコカ・コーラ米国本社に勤務。

その後、大正製薬、ミツカン、プライスウォーターハウスクーパースに勤務。事業戦略とマーケティングを担当。

本書を読むと、なぜ海外のマーケティングが日本で通用しづらいのかがわかります。

本書の内容

本書は、日本と米国のコカ・コーラや大正製薬、ミツカンなどの大手を経験した著者だから書ける外資マーケティングと日本古来の考え方を組み合わせた「マーケティング７つの原則」を紹介する本です。

本書の見どころは、第一章のなぜ外資系流が日本に根付かない理由です。アメリカ流のマーケティングを素直に日本に取り入れても日本では思うような結果が生まれなかったりします。著者の海外経験から鋭い意見が展開されています。

外資マーケティングと組み合わせた日本古来の考え方とは、商人道と武士道や老舗企業など、長く続く考え方を組み合わせて「マーケティング７つの原則」が導き出されてます。

マーケティングは、組織論から展開されるマーケティングです。

評価

• おすすめ・・・★☆☆☆☆
  読みやすさ・・★★★★☆
  学び・・・・・★★☆☆☆

はっきり本音を書きます。第二章の武士道や商人に関しての知識が深いであるとは感じることができず、第三章の「マーケティング７つの原則」は、著者本人がずっと利用し続けて効果があることなのか疑いを持ちました。

マーケティングに長く従事する日本人なら、一度は考えたことがある日本商人の考え方とマーケティングの組み合わせを本にされているような形です。

ただ、第一章の外資マーケティングが日本に根づかない理由などの著者の長い経験からつくられたマーケティングには驚くほどの気づきと学びを得ました。

第一章の外資マーケティングの本質と日本市場の違いをもっと深堀りしたような本ならすごいことになっていたのではないかと思いました。

さいごに

著者のマーケティングに関する観察力の鋭さは、今まで見たことがない意見に出会える素晴らしさがあります。その本が読みたいです。

文章は読みやすいですし、意見の切り口が鋭く、外国企業の経験が組み合わさったようなものです。

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