2025/01/14 (更新日:2025/01/13)
イエスの広告術|誰も知らない男: なぜイエスは世界一有名になったか
- 2000年以上も宣伝が続く男は何をしたのか?
イエスの広告術
著者:ブルース バートン (著), 小林 保彦 (翻訳)
出版:1984年12月
長さ:181ページ
出版社:有斐閣
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誰も知らない男: なぜイエスは世界一有名になったか
著者:ブルース バートン (著), 小林 保彦 (翻訳)
出版:2005年2月
長さ:203ページ
出版社:日経BPマーケティング
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、イエスがどのような宣伝術で2000年以上も語り継がれる男となったのかが解説された本です。
本についての紹介をしておくと、1924年に出版された「The Man Nobody Knows: A Discovery of the Real Jesus」の翻訳です。1920年代に全米でベストセラーとなりました。
「イエスの広告術」と「誰も知らない男: なぜイエスは世界一有名になったか」の2冊は、タイトルと見出しが違うだけで内容はほぼ同じです。
2000年以上、語り継がれるイエスの広告術とは、なにをしたのか?本書で語られてます。
【このような方におすすめ】
・心を広くしたいマーケッター
・世界で1番売れた聖書の理由を知りたい方
・イエスの何がすごいのか知りたい方
・2000年以上、語り継がれたい方
・聖書を読んだことがない方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、ウィスコンシン大学大学院で歴史学を学び、広告代理店を創立。コピーライター、ジャーナリスト、広告戦略家として活躍し、国会議員も務めました。
本書を読むと、イエスのすごさがわかるとともに、持つべき人格や広告の考え方が学べます。
本書の内容
イエスは、神の伝道師というイメージがありますが、ビジネスの創業者でもあります。2000年以上も世界で語り継がれる男が組織した幹部は、当時の最下層とされた職業に就いていた12名です。イエスを入れた13名で世界を征服する礎を築いたのです。
本書からすごい話を一つ書いておくと。
- イエスには、人を信頼させ服従させる力があったとされてます。イエスが権威者の安全を脅かすほどの力を持つようになったため、兵士にイエスを捕らえる命令が下されました。イエスを捕らえに行った兵士は、手ぶらで帰ってきました。もちろん、司令官に怒られますが、兵士たちはうまく説明できず、「他の者をつかわせてください。あの男には手を出せません。あのように話すものを見たことなありません。」といわせたのです。
捕まえに来た兵士を信服させてしまうほどの人格が、現代に語り継がれるまでになっているのです。
本書では、イエスが世界に神を布教することを苦悩して決心するところから始まり、偉大なリーダーシップをつけるために何をしたのか、イエスは広告をどのように考えていたのかが書かれてます。
評価
「こりゃ、2000年語り継がれるわ!」と読んだあとに思います。
本書は、良書です。しかし、読むのに注意が必要です。
良い点は、常人では到達が困難なほどにレベルの高い考え方を身につけることができます。
たとえば、イエスの仕事の哲学が書かれてます。
- イエスのビジネス哲学をまとめてみよう。 P157
一、より偉くなりたければ、より多く人に仕えなければならない。
二、トップの座につきたければ、一番下で尽くさなければならない。
三、大きな報酬は、要求されないもう一マイルを行く者に与えられる。
他にもイエスのストーリーが語られてますが、どれも素晴らしいです。
ただ、難点があります。それは聖書を知っている前提で書かれてます。もちろん、聖書を知らなくても読むことはできますが、ちょっときついです。聖書の用語解説がないので、聖書を知らないで読むとかなり大変です。
アメリカ合衆国は、人口の約 8 割が キリスト教徒です。週一の日曜日に礼拝で聖書の朗読があります。それほど、キリスト教があたりまえの国であることを理解しておいた方がよいです。
また、ビジネス書のようにノウハウが語られている形式ではなく、ストーリーベースで考え方が書かれているので、聖書を知らない方やノウハウを知りたい方には退屈さを感じます。
私は、聖書を少しだけ勉強したことがありますが、ストーリー解説は読むことが大変でした。
さいごに
イエスがとんでもなくすごい人であることが理解できる一冊です。
また、聖書に興味を持つ一冊でもあります。
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