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書評, 良書

• 「推し活」という新しいマーケティングの形とは

推し活経済　新しいマーケティングのかたち
著者：瀬町 奈々美
出版：2023年12月
長さ：240ページ
出版社：リチェンジ

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、応援する喜びを対価に金銭を支払う「推し活」について書かれた本です。

「応援しているのに、なんでお金を払うの？」と思うかもしれません。それが現代の新しいマーケティングの形であるのです。

「推し（おし）」とは、人に薦めたいほどに好感を持っている人物やモノのことです。

推しは、アイドルにとどまらず、アニメキャラや一般人のライブ配信者までファンに推されてます。たとえば、TikTokのライブ配信では普通の主婦が数分で数十万、数百万円を稼ぎ出したりします。

世界のどこにいても、ライブに繋がって、推しにお金を投げて喜ばせることができます。「推し活」は、応援することに人生の楽しさを感じ、推される方は生活が成り立ちビジネスとが成立してます。

著者は、推し活を楽しみにする女子大生です。

【このような方におすすめ】
・推しや推し活を知らない方
・ファンやアイドルのいない方
・推しとファンの違いがわからない方
・推しになりたい方
・新しいマーケの形を知りたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、立教大学経営学部国際経営学科で推し活ビジネスアドバイザーとして、活躍されてます。著者も推し活をしている一人で推し活歴は10年以上に渡ります。

大学在学中に研究室の仲間と吉本興業のコラボキャンプイベントを成功させるなど活動をされてます。

本書を読むと、「推し」や「推し活」がわかり、18～25歳で起こっている変化やすでに始まっている新しいマーケティングを知ることができます。

本書の内容

本書は、「推し」の消費者心理と「推される」人たちのマーケティングが解説された本です。

推される人は、気まぐれやラッキーでギフトを受け取っているわけではありません。

人から愛されるプロとして、ブランド価値を創造して、「推してくれる人」に消費を超えたロイヤリティを与え、綿密な計画の上で行われてます。

本書では、このようなことが解説されてます。

・推しや推し活とは？考え方や事例
・推しの文化や歴史と広告事情
・推しは推している人にどのような影響があるのか
・推しがなぜ消費活動に変わるのか
・推しを自身のビジネスに活用するには
・ファンを推しに変えるシステム
・応援者はいつ推しをやめるのか

本書の素晴らしい点は、著者独自の目線で推される人の条件が書かれていることです。

• ①一生懸命で誠実
  ②ブレない芯または世界観がある
  ③完ぺきではない

本書を読んでいくと、なぜ芸能人のチャンネル登録者数が伸び悩み、一般人が爆速で成功していくのかわかります。

評価

推し活マーケティングの良書です。

本書の素敵ところは、著者が「推し活」を好きなことです。

本文から「推し活」の愛を感じますし、学生で活躍され、出版にいたった理由がわかります。

また、推しについての分析もされており、推し活の経済が盛んになった今。みんなの興味が高まっているベストタイミングで本書を書かれたのではないかと思ってます。

推し活マーケティングを勉強するのに１冊目もよいですし、見返したくなる本です。

名言

• 「推し」に対して人々は「損得」で消費を行わない　P6
  
  「推される存在」というのは、まさに「人から愛されるプロ」であるP6

さいごに

著者、センスよすぎです。

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