2024/12/16 (更新日:2024/12/16)

常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学

書評, 良書

  • 世界トップクラスの思考で一般人の理解が届きづらい本

常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学
著者:金森 重樹 (著), 池村 千秋 (著), ダン・S・ケネディ (翻訳)
出版:2005年4月
長さ:232ページ
出版社:阪急コミュニケーションズ

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、一般的な成功法の逆説を唱える本です。

「ポジティブ思考」「大学を出ないと」「礼儀正しくあれ」「継続は力なり」など、よくいわれていることをしていてはいつまで経っても成功できないということです。

ただ、ここからが重要です。じっくり読んでみるとダン・ケネディは逆説を提唱しているようにみえて、一般の思考ではたどり着くことができない大きな考え方を解いているのです。それが、一般的な成功法の逆のようにみえるのです。

著者のダン・ケネディは、ダイレクトレスポンスマーケティングの第一人者であり、アメリカで成功されたビジネススピーカーです。

「大きな考え」とは、著者がアメリカでもトップクラスだった実力ゆえの考え方です。本書からダン・ケネディの世界クラスの思考が学べるということです。これは誇張なしです。

【このような方におすすめ】
・世界トップクラスの考え方を身に着けたい方
・一般常識が根付いた方
・自己啓発を学んで成功できない方
・マーケティングの思考法を学びたい方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、マーケティングやビジネスでトップクラスに成功する方が持つ思考法を学べます。

本書の内容

本書は、1999年に「ビジネス版悪魔の法則 ポジティブ思考のウソを斬る」というタイトルで出版され絶版になってからも高い評価を受け、再販された本です。

なぜ、著者はこのような常識破りなことを語った本を出されたかというと、著者本人が広告業界で鉄則や常識とされたことをことごとく破ったことによって、成功されたからです。

たとえば、ダイレクトレスポンスマーケティングの業界では、30年以上もページ右下に資料請求ボタン(クーポン広告)を配置することが常識となってました。そして、クーポンなし広告にしたことで反応を上げ、さらに時が経ち、クーポンなし広告にも新しい道がないか検討し、クーポンなしで商品サービスを詳しく語るようになりました。

そして、自ら作り上げた常識でさえ、打ち破るマインドを持っているのです。

そして、本書では「第16章 マーケティングの常識」でさえウソであるから、今すぐに捨てて、常識破りの方法論を見つけるべきだと解いてます。

評価

常識の範囲でやっている間は、常識的な成果しか生むことができないということでしょう。

これから成功したい方、これからビジネスを始める方には背中を押してくれて、ビジネスの最前線にいる方の考え方も変えてくれる本です。

本書の内容は、かなり素晴らしいので「良書」としましたが、原題では「NO RULES:21 Giant Lies about Success」とあり、本書では18個までしか紹介されてませんでした。

再販前の「ビジネス版悪魔の法則 ポジティブ思考のウソを斬る」も読んでみたいと思います。

というのも、金森 重樹氏は以前にもハイパワー・マーケティングでインターネットの章を翻訳ではなかったり、考え方を押している本を手法に偏ったりなどがあったからです。

名言

  • ルールは破られるためにある P23

さいごに

世界の思考がマーケティング事例で学べる素晴らしい本です。

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