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書評, 良書

• 「何をしてもうまくいかない」を救う一冊

新規事業を成功させる PMF（プロダクトマーケットフィット）の教科書 良い市場を見つけ、ニーズを満たす製品・サービスで勝ち続ける
著者：栗原 康太
出版：2022年10月
長さ：256ページ
出版社：翔泳社

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書のPMFとは、プロダクトマーケットフィット（Product Market Fit）のことで顧客が満足する製品やサービスを適切な市場に届けることです。

著者は、インターンのとき売れない営業マンでありましたが、それは著者だけでなく事業責任者や役員でさえ、商品が売れませんでした。

営業をしている人ならご存知かもしれませんが、営業でものが売れないときにやることといえば「大きな声で元気よく挨拶する」「残業でロープレ」「土日返上で回る」などといった営業の改善を試みます。

しかし、PMFの観点からみると、そもそも「売れない商品」を扱っていれば、どんなに営業をしていても売れないことが当然なのです。

「ブログやSNSの毎日投稿」「毎月チラシを配る」「テレアポや訪問営業」のような手法は、PMFの適切な市場に満足する商品を与えたときのみ機能します。

では、どうやって正しいかを推し量るのか？本書で解説されてます。

【このような方におすすめ】
・起業する方（必読）
・新事業を始める方（必読）
・新商品を作る方
・売れない商品を売っている方
・ベストセラー商品の改善をされる方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、株式会社才流の代表取締役社長です。2016年に「才能を流通させる」というミッションで会社を設立。

本書を読むと、なぜ多くの新規事業は失敗してしまうのかの理由がわかり、具体的な対策が取れます。

本書の内容

本書では、適切な製品やサービス（プロダクト）を市場（マーケット）に届けられれば、新規事業の成功確率をグンと上げることができると解説されてます。

それをプロダクトマーケットプロフィット（PMF）と呼びます。PMFを構成するのはたった２つです。

• ①市場を満足させる商品
  ②正しい市場に届けること

スタート地点でPMFができないと、いくら営業、ブログ、SNSやチラシ配りなどを行っても、思うような成果にはならないということです。たとえるなら、大きな岩を押しながら山を登ることと同じです。

「私は、仕事の依頼が入るので適切な市場に顧客を満足させているのでPMFできてます」という方もいるかもしれません。PMFができているかどうかは、ひとことでいうと「大繁盛している状態」です。

• PMFができていない：普通に仕事に困らないぐらい依頼が来ている
  PMFができている：依頼が殺到して、人手が足りず、利益が上がりすぎている

では、どうやってPMFができている状態をつくれるか本書で解説されてます。

【おすすめの学びポイント】
・新事業でPMFに失敗する理由
・PMFができるようになるまでの流れ
・PMFのポイントとは
・PMFからさらにPMFするには
・PMFで成功した14社の事例

評価

著者は、PMFのプロフェッショナルです。

説明がわかりやすく、内容は勉強になり、たとえの図が的確すぎます。

「繁盛している」状態にまで持っていくことが可能な一冊です。

マーケッターだけでなく、仕事がイマイチうまくいっていない方にはおすすめします。

さいごに

新事業だけでなく、事業の見直しにも最適です。

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